復活、又徒然なるままに・・・ | 大地の里blog

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北の大地から、徒然なるままに・・・

このひと月間の世の動くさまは驚くばかりだ。

右をみても、左をみても暗澹たる想いばかり、募る。

1989年冷戦構造が壊れ、世界は平和に向かっていくだろうといわれたのに・・・ますます世界は混迷を深め、第3次世界大戦へ向かっているようでならない。世界の警察官を自認していたアメリカはアフガン、イラクに介入、撤退をせまれた。国内問題も深刻である。そこへきてのイスラム国の台頭である。かってフランスが撤退を決めた後、ケネデイが「共産ドミノ」阻止といってベトナムに介入した。結果は歴史のしめす通りである。当時指揮をとったマクラマン国務大臣は「この戦争は間違いだった」と回顧碌でかいている。主義としては共産運動であったかもしれないが、他国に虐げられた民族解放の戦いだったというのである。

ベトナムは300万余の犠牲を出しながら何千キロもの地下トンネルを掘り、大衆という海を自由自在に泳ぎまわり、ベトナム人殲滅の北爆に耐えた。昨日は勝利記念日であった。

平成19年12月、船でダナンに降り立った。そこはアメリカの海兵隊が基地としていたところだ。港から少しいくとベトナムの農村風景があった。どこか懐かしい。真っ青な空の下100人ほど農民が稲刈りをしていた。農家民宿、夕食が終わると何処ともなく子供たちが集まり、火祭りとなった。

後半の町村の選挙はとうとう棄権してしまった。まるで選択枝がないのである。これも社会への意思表示だと思いたい。在京時、こんな選挙で世の変革は望めないと選挙に行ったことがない。34年振りの棄権である。

永田町の世界をみるに為政者:はやりたい放題。「平和の党」を名乗る某宗教団体も今や、下駄の鼻緒ならぬ、泥まみれの雪、いちど手に入れた権力は美味しいらしい。

全国の知事、市町村の組長はもと役人ばかり、いづれ体制翼賛化される。
仕事も行き場の失った若者に「シリアの紛争地に仕事がある。帰ってきたら大学に推薦入学できる。勿論授業料はなし、生活費もだす」・・・こんなことになる。

新帝国主義戦争のはじまりであり、世界の警察官だったアメリカの肩代わりなのだ。

ネパールで大地震があった。日干し煉瓦を積み重ねただけの世界遺産の建物が粉状になってかたまっている。エベレスト街道、アンナプルナトレッキング、そして「世界ホラ吹き大会」開催と三度行った。知り合いのダヌーさんは大丈夫であろうか。