ここ数日、大手製薬会社のサプリメントの原料に含まれていた「紅麹菌」がフォーカスされ健康被害が報道されていますね。
被害にあわれた方へ心からお見舞い申し上げます。
発酵仲間の間でも、この件が話題になっていまして、昨日は「紅麹菌と黄麹・白麹・黒麹の違い」についてテレビ局さんからも取材がありました。
視聴者さんへ正しい情報を届けたいということでした。
普段サプリメントは飲まないし、ぶっちゃけアンチなのでよくわからないですけど。
「紅麹菌」と日本の発酵食品の代表である味噌や塩麹、甘酒に使われている「麹菌」はまったく違うものということは声を大にして言いたい。
何が違うかというと微生物学的の属性が違います。
【紅麹菌】モナスカス科 > モナスカス属
【麹菌】マユハキタケ科 > アスペルギルス属
紅麹は古くから豆腐餻に使われていたり、天然の着色料としても使われることが多いです。
私もお赤飯やスイーツなどに使ったことがあります。
発酵仲間のかこちゃんが、わかりやすい見解を投稿していたので
シェアします。
そもそも、まだ紅麹が原因と判明されていないんですけどね
真実ではない情報過多による発酵の醸造蔵への風評被害が心配。
ネットでちらっとみただけでも「麹は身体に悪いの?」「味噌も麹ですけど大丈夫ですか」的なワードが溢れてた
このことで代々続く歴史を守ってきた麹の醸造会社が減るとか味噌汁離れとか、起きてほしくない
いったん落ち着いて、真実の解明を待ちましょう。
(ちゃんと解明してくれるのか不安もあるけど)