こんばんはニコニコ

 

9月中旬に転職をし、また年明け会社近くに引っ越す予定なので、オフィスからアクセスの良いクリニックに転院しました。ここは、初診時にお世話になったクリニックで、曜日によって専門外来をやっています。金曜日は大学病院の主治医が出向して、膠原病内科の診察を行なっています。

 

 

 

初診時に診察してくれた先生も同じ大学病院の先生でした。当時ご自身も闘病されていた、ということを聞いていましたが、私はてっきり良くなっていくものだと思い込んでいました。退院して治療は順調に進んではいたものの、副作用や他の健康問題が次から次へとでてきて、今思えば心身ともに不安定な状態が続いていました。人と会うこと自体が結構しんどかったです。本当は1年後に復職できた時に、その報告をしに行きたかったのですが、引っ越してしまったことやコロナによる行動制限等でタイミングを逃してしまいました。

 

まもなくしてクリニックの外来担当表を見ると先生の名前がなく、大学病院に戻ったのかと思いホームページを確認したところ、3年の闘病生活を経てご逝去されたことを知りました。心臓が止まりそうなほどショックでした。私は発症時、膠原病に特異な項目も含め、血液検査に異常値はなく、皮膚症状も単独で見ると軽度なものでした。念のため撮ったレントゲンで間質性肺炎が分かり、抗MDA5抗体値の検査を追加で行い、比較的早く治療を開始することができました。

 

4年ぶりに戻ってきたクリニックですが、膠原病外来の看護師さんが同じ方でした。クリニックでは2回しかお会いしていないのですが、お互い覚えていました。ベッド採血の時に先生の話をし、初めて人と同じ思いを共有することができ、思わず涙が込み上げてきました。また、同じ頃クリニックの院長先生も亡くなったそうです。そしてその院長先生が膠原病内科の先生だったことを知り、専門外来で膠原病外来をしている理由が分かった気がしました。なぜそこまで大きくないクリニックで膠原病外来を開設しているのだろう、とずっと不思議に思っていました。2人の先生に改めてありがとうございました、と伝えたいです。

 

診察の方は、当日血液検査の結果が出ないのとおそらく時間的余裕があるので、聴診器をあてて、力比べ。かなり念入りに手指の観察、関節一個一個をチェックして頂きました。薬の処方はいつも通り。1週間後、先生が血液検査結果を確認し、問題があれば知らせてくれるそうです。