スマイレージ主演舞台 「スマイルファンタジー!」 初日感想(ネタバレあり) | 人生を無駄にするんじゃないブログ

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他にも映画・読書・漫画・雑記等、も加える予定です。キーワードはとにかく思いついたら書いてみる事です。
最近は人生の岐路に立たされてるのでそれ系の内容も・・・。

ついにスマイレージ3期メンバーが発表となり、界隈が熱くなる中で
スマイレージ主演舞台「スマイルファンタジー!」初日を観劇して参りました。

感想を一言でいうと「スマイレージと、そのファンの為のミュージカル」
少しでもスマを知っていたり関心がある方は迷わずGO!です。

今作はメンバーがスマイレージとして活動する「現実の世界」と、
もしも自分がアイドルじゃなかったらしてみたい理想の恋愛を語る「妄想の世界」
入れ替わりで進行していきます。

なので、さながらお客さんはスマメンの妄想話を客席から覗き見するような形になりますね。

今作のスマイレージは、「アイドルとしての自分」
「アイドルではない普通の女の子としての自分」の2つの自分を演じています。
これって案外大変だと思います。
また、出演する研修生と劇女女優さん達は基本役名無しのモブ(アンサンブル)役です。

さて、ざっくり流れを説明すると、<ここからネタバレあります。ご注意ください。>


夏ツアーを終えたスマイレージ6人があやちょの家でパジャマパーティー。
(今回の舞台セットはあやちょのお部屋をイメージ。ピンク基調のベッドや机などファンシー系)

殺人スケジュールをおしつける事務所の愚痴を言いながら互いを労う。
(脚本なのか半分本音か分からない事務所への愚痴TIME。
「あの事務所はよー!」と過激なセリフ連発。その度に「この舞台はフィクションであり、
話されるセリフは登場人物の思想とは関係ありません」とフォローの影アナが入る)

そんな中、めいめいが漏らしたセリフがきっかけで
「もしも自分がアイドルじゃなかったら、どんな恋をしてみたかったか」を1人ずつ語る。


メンバーがそれぞれ理想の恋愛、シチュエーションなどを語りだす。
その恋物語は全てスマ楽曲のストーリーになぞらえたもので、メンバーは曲によって
主役の女の子を演じたり相手役の男を演じたり、モブの友人を演じたりと切り替わります。
基本的にその楽曲内のストーリーを演じた後、曲に突入といった感じです。

ちなみに各メンバーが自分の理想の恋愛として語った曲が以下。

めいめい→「夢見る15歳」
りなぷー→「プリーズミニスカポストウーマン!」「あすはデートなのに、今すぐ声が聞きたい」
たけちゃん→「自転車チリリン」
かななん→「ヤッタルチャン」
かにょん→「私の心」
あやちょ→「ぁまのじゃく」

例:りなぷーの場合、自分は普通の女の子リナ。郵便局の一人娘でフリル部所属。
最近、幼馴染の竹内君が気になる。背が伸びて雰囲気も変わった彼が、
他の子と仲良くしているのを見るとつい邪魔したくなる。これは恋なのだろうか?
と悩むような恋愛をしてみたい!PMPWの世界観のような恋愛をしたい!という事です。
そして、その後は明日はデートなのに相手のことが気になって仕方ないよ!みたいな
「明日はデートなのに~」のような関係性の2人になりたい!と。

そうなると、かななんの理想の恋愛は「ヤッタルチャン」という事になります。
この曲に恋愛要素はないだろう、と突っ込みたくなりますが
そこは大丈夫。しっかり今作1の笑いどころになっています。

また、基本的に各メンバーが自分の理想の恋愛像として選んだ曲は、
そのメンバーのソロ及びメイン歌唱になります。なので普段のライブとはまた違った
感触で楽曲が楽しめるのです。曲自体にアレンジも入っていて「夢見る15歳」などは
原作よりかなり和テイストでかつアップテンポなナンバーに仕上がっています。
編曲の和田さんの腕前はさすがです。

今回の舞台は、とにかく楽しい。
舞台上の早着替えや、楽曲にちなんだ豊富な小道具。
ストーリーはもちろん、事務所批判は勿論「おでん!」「出たよ、仏像アイドルキャラ。」
そこの省エネりなぷー!」などややグレーゾーンだったネタも大いに解禁され、
ファンならば大いに笑えます。(ただハロ外部のお客様には分かり難いかも・・・?)

これからのメンバーの絆を確かめるような感動パートも後半にきちんと用意してあります。
キーワードは「出会ってくれてありがとう」。これ以上のネタバレは避けたいと思います。

10/13(月)までの公開となりますので、興味ある方は是非とも新宿スペースゼロへ!