デビュー当時から
唯一無二の中毒性を持っているバンド
「System Of A Down
(システム・オブ・ア・ダウン)」
聴けばわかる
「ヤバさ」
計算されつくした
「中毒性」
過激的で政治的要素も強い
「歌詞」
全てがうまく高次元でまとまっており
私は大ファンです。
1stアルバムからもう出来上がってますね。
こちらのバンドの根底にあるのは
「怒りと絶望」
だとは思うのですが
人種差別や戦争など
「個人ではもうどうにもならないことへの怒り」
が主だと思うんですよ。
若い内からこういうテーマなのは
やはり育ちが大きく影響してるんでしょうね…。
(かなり重いので、詳しくは調べてみてね)
強力すぎた1st。
しかし2ndアルバムはもっと強力でした。
中毒性は増し増し。
変態的、といってもいいことをやっていながら
あくまで聞きやすく。
この辺のバランス
やはり超一流アーティストは
みんな持っているんですかね。
素晴らしい歴史的名盤だと思います。
そのあと
2ndアルバムの未公開デモ曲を集めた
アルバムを1枚リリースします。
なのでちゃんとした意味での新作アルバムは
その次のアルバムになるのですが…
なんと同じ年に2枚リリースするという
海外ではほぼ例がないリリース方法でした。
こちらが先に発売された
「メズマライズ」から。
こちらが次に発売された
「ヒプノタイズ」から。
システム・オブ・ア・ダウンは
どこまでいっても
システム・オブ・ア・ダウン
というアルバムだったと思います。
もちろん2枚のアルバムどちらとも。
かっこいいですよね。
こういう
「緩急つけまくるけど
シンプルなのも大切にする」
そういうメタルが
大好きなんでしょうね。
この2枚のアルバムを出したのが
2005年。
もう約20年も前です。
システム・オブ・ア・ダウンは
この2枚のアルバムを出して
一度活動を休止します。
2011年から再活動し
ライブ活動を精力的に行っていますが
新作アルバムについては
「未定も未定」
とメンバーが答えていることから
まだまだなのでしょう…。
ですが、”一応” 2020年に
新曲を2曲リリースしています。
一応、というのは
「この2曲はあくまで支援活動の延長」
という位置づけなので
アルバムは未定…。
その理由を簡単に言うと
ボーカルさんは今まで
「基本的に歌詞のみ」
だったが、活動しているうちに
作曲もするようになってきた。
ギターが
「基本的に作曲していた」
が、作詞もするようになってきた。
その結果
「バンド全体がうまくいかなくなってきた」
というわけだそうです。
いやー、うまくいかない。
バンドって難しい。
尊敬とか信頼とか。
簡単にいうと
「仲良くやれればいい」
これに尽きるんでしょうけど…
音楽やる人
特にプロの人って感性がすごいから
よく言えば
「カリスマ」
「独自世界を持っている」
とかになるんでしょうけど。
悪く言えば
「エゴイスト」
「妥協しない(話し合いにならない)」
傾向が強いですからね。
生きていれば、生きているだけで
価値観も変わっていくでしょうし。
でも私はそれでも
新作アルバムを待ち続けます。
ファンですからね。