【レポート】
両チームとも攻撃への意識が高く感じられる立ち上がりだった。
最初にチャンスを作ったのは東海、5分に横田 ひまりが左サイドを駆け上がり、鋭いシュートで枠を捉えるが、髙田 真央が弾いてコーナーに逃れる。
横田 ひまり
髙田 真央
筑陽は8分、コーナーキックから東海のゴールを脅かすと、10分には直接フリーキックでバーを叩き、セカンドボールも粘るが、東海守備陣がカバーする。
東海も変わらず前への姿勢を見せるが、やや精度に欠けシュートに至らず、無得点で前半を終了する。
後半に入ると山本 來怜愛が右サイドから何度もチャンスを作り、筑陽のギアが一気に上がる。
山本 來怜愛
筑陽は59分に徳永 祐奈を投入すると山本 來怜愛が逆サイドのポジションに変わり、両サイドから攻撃の活性化を図る。
しかし、得点に結び付かず、スコアレスのまま延長戦へ突入した。
延長に入ると、やや筑陽のミスが目立ち始め、徐々に東海に流れが傾くと79分にコーナーキックから草原 愛莉がドンピシャヘッドでネットを揺らし、東海がリードする。
No.12 草原 愛莉
追う展開となった筑陽は思うように攻め切れず、リズムを取り戻せないまま、延長後半のアディショナルタイムを迎える。
東海の勝利が大きく近づいたが、ラストチャンスでムカダンゲイ 恵玲奈のシュートが突き刺さり、筑陽が追いつきPK戦へ。
1人目は両チームが成功したが、2人目は先攻の筑陽のキックを弓立 詩菜が見事に防ぐ。
喜ぶ東海ベンチ
その後は両チーム全員が成功した為、このセーブが勝負を決め、東海が勝利、福岡県女王の座を維持した。
【コメント】
東海福岡高校 弓立 詩菜選手
Q:試合の感想をお願いします。
A:相手の応援の声も大きくて、圧倒された部分もあったけど、その中でも守備全体で連携を取って、前につなげれたことは大きいと思います。
Q:延長後半のラストプレーで失点してしまった点は、どのように捉えていますか?
A:自分たちが勝っている有利な状況の中で、気持ちが切れてしまった部分があったと思います。
Q:PKを止めた場面について
A:どちらの高校も、保護者や友だちが応援してくれている中で、自分が一ついいプレーを親とかに見せれてよかったです。
Q:九州大会への意気込みをお願いします。
A:県大会は1失点してしまったけど、九州大会では無失点で全国につなげたいと思います。
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