振付と、照明と、映像。計算された空間 | DAG DANCE studio.

8月に行われたダンスステージの映像チェックをしていたのだけれど、勉強になりました。←今更ながらにこっあせる

 

 

 

ダンスステージの照明は素敵です。

稽古場でどれだけ練習していても、実際に舞台に行って照明がつくことでよりその世界観が深まる・「これが見せたかったのか!!」とわかることってあります。

 

 

見せたかった世界が明確になるというよりも、照明のプロの方の味付けにより美味しくなる。という意味合いの方が正しい場合が多いかも。とも思う。

 

 

 

だから、大きなステージで行うときは後から照明を付けていただいて素敵さがわかる流れではなく、作成の段階でどれだけ照明ありきのナンバーにするか、も計算しておくとドラマチックさが増すことになるかと感じています。

 

 

 

そんな中で。映像化されたものを確認していると、

もしかしたら、振付者のその計算された照明の効果を薄味にしてしまっていることあるかもしれないと少し思った瞬間があったんですね。

(編集の何かをどうこう思うという話ではありません)

 

 

出演者の表情を取るか、

ナンバー全体の世界観を取るか。

 

 

大きな画用紙があったとして。

右端にリンゴを描くのと、真ん中に描くのでは意味が違ってきたり。人物像を描くときに真ん中に描くのと、どちらかに余白を持たせるのでは意味や印象が変わるように

 

 

「あーー振付者さん、、、これ、あえてのココなんだろうな」と思うサスの位置を横からのアップ目のカメラのまま使っていただくとダンサーさんの表情が残るけれど、空間としての意味合いは薄くなるんだろうな、と。

 

計算された空間に、映像にしたときにどっちを取ったらいいのだろう。。。。と悩むナンバーがありました。

 

 

発表会の映像は後で見返したときに自分がどこで何やっているかわからないのは切ないので、ある程度顔がわかるように編集していただいていて、その技術たるや素晴らしいなと頭がさがります。

 

 

 

いや〜 学び多き時間でした。

振付者さんってすごいね。

 

それでは明日も雨の時間をたのしんで

またあしたにひひキラキラ