今日もDAG vol.3『FOREST』の稽古場へ足を運ぶ。
自分の振り付け時間が被らない場合は、ほかの仲間の振り付け者さんの稽古場へ足を運び、チャレンジしている出演者さんの稽古場面をともにする。
稽古時間も後半になってきて、では通してみましょうの時に
「じゃあ、わたしもみていい?」と聞いて、そのナンバーの通しを見て、そして意見する。
振り付け者さんに言われたことを具現化しようと奮起する姿を見ながら、しかし「いやココはこうでしょう」とか「こういう呼吸だとさ、見てる方の集中力なくなっちゃうんだよなあ」とか。
見てるだけだから言える数々の視点が浮かぶわけなのですが
でもそれを見たまま感じたまま言ったからといって、そのダンスが良くなるわけではないことも多い。
大事なのは、物事を、お互いに良き方向に、
試行錯誤してもっていくことであって、感じたままを伝えて「で?」となって終了なのは舞台においてナンセンスだとおもっている。
あの人の言っていることは本当だとか、嘘が混じっているんじゃ!?とかじゃなくて、互いにいい方向に持って行きましょうって目指すエネルギーとゴールが一緒の時に本番前の「感想」って成立しますね。
なので、言われてショック。とか、一喜一憂ではなく
人(舞台製作の身内)の感想は自分が目指すものをより明確化できる捉え方をしていけるといいなあと思うのです。
なぜそんなことを書くかと言いますと。
先日見に行ったお芝居の舞台で、
出演者(後輩)が参加した感想をブログに書いていて
『お稽古で、これまでの人生で初めてなのでは?というくらい失敗を恐れずにチャレンジできた(稽古場でした)』
と。
この舞台は、本当に”何故こんなに実力派ぞろいの舞台なんだろう”と何年かぶりに思ったお芝居でして、
その彼女のブログを読んで、なるほどーと思ったのでした。
そう。
稽古場は失敗を恐れずにチャレンジさせられる空気を作っていくことも、我々振り付け者、舞台作る側の面白いところなんだなと思った次第であります。
いい舞台を作ろう!!ってやっている時に、
失敗を恐れずにトライさせていく勇気と環境は大事ですね
踊る側の皆さんも、
まずはトライトライトライ
進む理由を周りに委ねずに、gogo!!です。