ダンスレッスンで伝えているとき思っていること。 | DAG DANCE studio.

最近レッスンでストレッチの補足をするときに「上体と足は別物でー」というのを言う。

 

と、言いながら、最終的にはコレ違ってくるんだろうな。。と心の中で思っていたりする。

 

 

練習している段階で、手は足のように、足は手のように意識できると動きが一体となって素晴らしいことになるから、足と上体が別物の感覚でストレッチするように、という言い方は正しいのかギモンだったりもする。

 

 

けど、そういう風に伝えた方が、手にも足にも意識がいく場合がある。というか最初はそういう風に考えた方が両方に意識がいく。

 

 

 

情報化社会の今なので、ダンスのレッスンの仕方も「こういうのは間違っている」「これは誤解です」などをいろんな人が知ることとなり、知らなかった情報を得ることができて大変勉強になる時代です。

 

 

しかしその情報が正しかったとしても、それが自分がともに歩んでいる皆にとってはわかりづらい言い方だとしたら?

 

間違っていたとしても、そう伝えた方がわかりやすい場合がある。大事なのは、それ伝える側が何を思っているかということになるんだろうな

 

 

SIGっ子に先日の合宿で言った話なんですが、

 

学校の先生が上の方を指して「空」という漢字を教え、これはソラと読む、と教わったとする。けれどしばらく勉強していくと先生は「それはクウって読むんだ」と言い出す。

 

ソラじゃないのかと聞くと、ソラでもあるしクウとも読むんだという。 

 

「これはソラだろう、クウじゃない」というのはナンセンスな話で、しかもさらに進むと”空き”も同じだし”クウシツ”という使い方もする”空室”と”空間”は意味は違うけど同じ字を使うとか。

そもそも上の方を指してこれは「天」だとか。

 

学んでいくうちに一つのことがいろんな意味を持ったり、正反対なのに同じ言葉をあてがうことや、もはや初めに教わったことが原形がわからないような使われ方をすることも知っていく。

 

 

情報は、一つのことを指しているだけではないことを教わっていく。

 

情報化の社会、まず自分自身が恩恵を受けているのですが、ダンスを始めて間もない人が、携帯などで目にした一つの情報を知り、目の前の現象を否定することにならないといいな、と思います。

 

情報は1つでも、それが持つ意味は一つではないです。

そして、受け取る側の方の状況により、それは合っている意味にもなるし間違っている意味にもなる。

 

 

日々、ダンスに熱い皆を前に伝えている側の自分として、状況の持つ意味を一方向から見て判断してはいけないなと思いますし、情報化の社会だからこそ、ますますいろんなことを体験・学んでいかねばならないなと思う最近でありました。

 

 

さー明日は打ち合わせに振り付けにの1日になります。

 

目の前の全てを楽しんでにひひ