「のびしろ」について。 | DAG DANCE studio.


先日の大学サークルレッスンにて。
この日はOBOGとも合同で練習する日で、皆きゃーと言いながら楽しんでいました


昨日のレッスン後のアフターで、社会人の何人かと話していた時に「のびしろ」の話になりまして。それは先日のダンスコンテスト決戦前夜の最終練習のこと。


今回は和風のナンバーだったので、メイクが少し隈取りのようなほどこしをすることになった。で、明日本番だからとメイク付きでやりましょうとなったときに、そのメイクがマーびっくりするぐらい「何故!!!その状態。」というものだったんです。
なんか、どれが正解か分からないというか、踊る前からすでに5時間ぐらい踊ったんじゃないかというぐらいラインがよくわからない状態というか。



「何故」というのは、メイク担当のメンバーから事前に”こういうふうにやってください”と、イラスト付き写真付きで、しかも丁寧に「このラインは小鼻の横と目尻の下のつながった点で書きます」とまで 分かりやすい指示つきで全員にシェアされているものだったからで。


男性もいたけれど、普段メイクをしないメンバーもその指示通りにやれば同じになる。というぐらい丁寧なシェアだったんですが(あとで聞くと、限られた時間内にメイクを終らせる練習で、とにかく大胆におびえずにラインを描いていこう!!という非常にポジティブなトライだったらしい。←なのに後に怒られるというかわいそうなことに。)



前日だし、皆でにこやかに今日はしめよう。と前々から思っていたのに、マー怒ってしまうわけで><

「何故、こういうふうにやってくださいね~って○○ちゃんがシェアしてくれた正しい情報が目の前にあるのに、それをムシしたようになるのだ。メイクに慣れていないからしょうがないとかあるかもしれない。けど、「この点とこの点を結んだ位置にこれを書く」ってそこからすら既に守られていない。何故、こんな感じでしょうと適当な自分の目分量でやってしまうんだ。
ダンスもそうでしょう。「この動きはココ、通りますよー」って説明したけどそれを翌日には無かった事にしてしまう。
今のこのメイク状態が自分のダンスの実力だと思ったらいい!!!!



いや。
普段から忌憚の無い意見で切磋琢磨しあっている仲間同士だからこそのこの言い方ですが。


もう、スタジオ内しーーーん。。。
明日本番なのに。
けれど、言ったあとに「あ、この人たちはのびしろがある人たちなんだなー」って思ったんです。だって「あ、、、そうなのかも><」って空気がパーーーっと流れたから。


普通はとても緊張する本番前日になんでそんなこと言うんだとか
じゃ、これどうしたらいいのよとか。だって時間がないんだものとか。そんなふうだと思う。

でもね、これ本当にそうだと思うんです。知らないでできないのは当たりまえ。経験値がまだ浅いからできないのも当たり前。そこを言ってるんじゃなくて、こうしましょうねーをそうしようとすることは経験が無くてもできる。
というか。経験が無いからこそ、そこはしなければならない所だと思う。


先生があまり深い説明無しに振り入れするポイントが読み取れなくても、先生が「ここをこういうふうに通りますよー」と説明してくれたことを、こんな感じだろうのパッと見じゃなく再現しようとする事は経験が無くてもできる。

それが、パッと外側から見た時のクリアさに関わってくる気がします。


そんなことをしょっぱなから怒られつつ、でも翌日の本番朝、皆でたのしそうにきれいにメイクしているのを見て、なんかスッゴイなーほんっとスッゴイなーって思いました。


「のびしろがある」ってそういうことなのかもしれない。
目の前に起こった事を、おーそうなんだーってすぐに活かそうとすることができる。で、めげない。
一人じゃめげてたのかな?とにかくいい仲間にめぐまれてるんだなあと見ていて思いました。


1年を通して大学生と多く関わりのある私ですが、こういうことも含めて「自分自身」が大学生に育てて頂いているなというのを感じます。


またひとつ経験を踏みました。
2016年に活かしていきたい。