「アーティスト」を学んだ気がしました | DAG DANCE studio.


行ってきました。『ディン・Q・レ展~明日への記憶~』@森美術館。


同じダンスのチェックポイントでも
伝え方ひとつでガラッと人を変えられる人がいる。

どうしたらもっと雰囲気が出るようにできるか分からないのを、さらっとひとこと指摘して「ああ、そういうことか」と納得させて現場を変えて行く人がいる。


ダンスに、しぐさひとつ加えるだけで「あぁ、そういうことなんだ」って泣けてしまうものにしてしまう人がいる。

そういう人、とても本当に、アーティストだと思う。



そんな個展でした。
ベトナム戦争、どんなに教えていただいても実感として沸きづらいところを
「あぁ、こんなふうなのかもしれない」と身近に感じ、

こんなだったよ、あんな感じなんだよ、反対!と言われるよりも
その部屋に入るだけで目の前にその状況が広がった気がした。
「これって、こういうことになるんだ」と体験した気がしました。



アーティストって色々考え方があると思いますが
語源とか、色々あると思いますが
絶妙なポイントで人を変えていく。これって本当にアーティストだなと思いました。


表現することだけがアートじゃなくて
動かして行くこと全てがアートだと、そんなふうに感じるひとときでした。
物の見方をたくさん学んで行きたい。


「ディン・Q・レ展」今月12日までのようです(*^.^*)