2024年の春休み、岡田家は家族旅行で宮城県にやってきた。
「仙台市に着いたぞ〜!」
「ここが杜の都仙台か〜。雅称通り緑豊かな街だねリュウくん♪」
「そうだな。ここにいると都会の喧騒を忘れる気がするよ。」
日奈子 「ねぇお父さん、なんで仙台市って緑豊かな街なの?」
「それはな・・・昔この街を作った伊達政宗って人が家来の家に食料や燃料になる木を植えることを薦めたから街に豊かな林が育って今のような緑豊かな街になったんだ。」
日奈子 「へ〜そうなんだ。」
環奈 「ねぇパパ、だてまさむねってどんな人?」
「伊達政宗は独眼竜政宗の異名を持つ戦国武将で仙台藩初代藩主となって東北の繁栄を築いたすごい人だよ。」
環奈 「へ〜すごいひとだね。」
「リュウくん、すごいね!まだ保育園児の環奈と小学一年生の日奈子に伊達政宗のことをわかりやすく教えられるなんて。」
「まぁ俺は来年の大河ドラマの脚本を担当するから戦国武将やその妻達のことを勉強しているんだ。」
まず岡田家が訪れたのは伊達政宗が築城した仙台城跡
「ここが仙台城跡か・・・・。」
「お城があると思っていたけど何もないね・・・。」
「まぁ廃城令や太平洋戦争の空襲でほとんどの建物がなくなったからな・・・。」
「日本って意外と歴史のある建物って壊されてるよね・・・(苦笑)」
「確かに・・・・。」
リュウは日奈子、マイは環奈と手を繋いで仙台城跡を散策していた。
「みんな見てみろ。あれが有名な伊達政宗の銅像だ。」
「これがテレビでよく見る伊達政宗の銅像か〜。大きいね〜!」
日奈子「だてまさむねカッコいい〜!」
環奈 「ねぇパパ、だてまさむねってなんでめがかたほうしかないの?」
「それはな伊達政宗は子供の時に悪い病気になって目が見えなくなってしまったからなんだ。」
環奈 「そうだったんだ・・・。」
岡田家は伊達政宗像の前で記念撮影をし、仙台城跡をあとにした。
「美味しい!」
「本当美味いよな〜。本場仙台の牛タン!環奈も日奈子も牛タン美味いだろ?」
環奈・日奈子 「「うん!おいしい!」」
仙台名物の牛タンに舌鼓を打つ岡田家。
「それにしても仙台も東日本大震災からよくここまで復興出来たよね。」
「本当だよな・・・。時間がかかったとはいえ東日本大震災に遭った東北の人達が元の日常を取り戻せたから今年地震が発生した能登半島の人達も早く元の日常を取り戻せるといいな。」
「そうだね。」
おわり
いいね!も良いけど皆様の"コメント"をお待ちしてます!
本日3月11日、東日本大震災から13年を迎えました。震災によってお亡くなりになられた方々に改めて哀悼の意を表し、ご遺族の皆様にお悔みを申し上げます。被災された方々、今なお避難生活を送られている方々に、心より御見舞申し上げます。
今回の小説は東日本大震災からの完全な復興を目指して頑張っている東北地方の皆様へのエールを送らせていただくために執筆させていただきました。
まだまだ完全な復興には時間がかかると思いますが必ず復興出来ると信じています。
byメビウス