君が生きた証 第7章 #26 | SAKAMICHI46 NOVEL⊿ 〜乃木坂46・櫻坂46・日向坂46小説〜

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 西武ドームに到着したトモヤはチームメイト達と一緒に全体練習を行っていた。


 選手達 「わっせ!わっせ!わっせ!わっせ!」


 トモヤ 「わっせ!わっせ!わっせ!」


 球場内をランニングする選手達。


 パシャ!パシャ!パシャ!パシャ!パシャ!パシャ!パシャ!


 各新聞社の専属カメラマン達は一斉にランニングするトモヤの姿を撮影していた。


 某新聞記者A 「いよいよ今日で大倉選手が引退ですね・・・。」


 某新聞記者B 「そうだな。沢村賞を獲得し、メジャーでノーヒットノーランを達成してワールドチャンピオンにも輝いたレジェンドが現役生活に別れを告げるのは寂しいよな。」


 某新聞記者C 「でも大倉選手、今日で引退するのに練習はいつも通りですね。」


 某新聞記者B 「どんな選手でめ引退の日はいつもと変わらない練習をするのは当たり前だ。そうしないとリズムが狂ってしまうからな。」


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 全体練習を終えたトモヤはブルペンに行き投球練習を開始した。


 トモヤ 「うらっ!」


 シュッ!パシッ!


 ブルペン捕手のミットに向けてストレートを投げるトモヤ。


 ちなみに怪我の影響でトモヤの最高球速は159kmから135kmまで落ちている。


 ブルペン捕手 「ナイスボール!」


 トモヤ 「ありがとうございます!次はスライダー行きます!」


 ブルペン捕手 「おう!天下の宝刀スライダーな!OK!」


 シュッ!ググッ!パシッ!


 トモヤの投げたスライダーは全盛期と変わらない曲がり方でブルペン捕手のミットに収まった。


 某新聞記者D 「大倉選手、スライダーなど変化球のキレは凄いからまだまだ引退しなくていいと思うけどな・・・。」


 某新聞記者E 「確かに。なんか勿体無い気がしますね・・・・。」


 ブルペンでトモヤの投球練習を取材する新聞記者達とテレビ局関係者達。


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 試合開始1時間前の17時、西武ドームにミオナと智樹がやってきた。


 

 智樹 「今日はお客さんが満員だね!」


 ミオナ 「そうだね!トモヤくんの引退試合を見届けたい人がたくさんいるんだね。」


 トモヤの引退試合のチケットは一ヶ月前に完売しており、チケットが手に入らなかった人達のために西武ドームの前にパブリックビューイングも開催されていた。


 ちなみに岡田家、松本家、中島家はチケットが入手出来なかったので自宅でテレビ観戦をしている。


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 三塁側西武ベンチにて



 トモヤ 「(いよいよ俺の引退試合が始まるな・・・。テレビの前や球場で見ているたくさんの人達、そしてミオナと智樹のためにも最高のピッチングをしないな!)」


 頭の中でそう思いながらベンチに座っているトモヤ。


 そして18時、トモヤの引退試合である西武対ロッテの試合が始まった。



 つづく



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