10月上旬のある日曜日、都内の公園でユウキ・祐馬親子がキャッチボールをしていた。
祐馬 「えい!」
シュッ!
ユウキのミットに向けてボールを投げる祐馬。
パスッ!
ユウキ 「おおっ!いい球だな!ユウキ!前にキャッチボールした時よりも速くなったぞ!」
祐馬に球を投げ返すユウキ。
祐馬 「ありがとうお父さん!ぼく毎日腕足せ伏せがんばってるから腕を振る力が強くなったんだ!」
ユウキ 「そうか!祐馬、トレーニングは体を強くするから毎日続けるといいぞ!」
祐馬 「うん!」
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祐馬 「ねぇお父さん、ぼく来年4年生になるからリトルリーグのチームに入りたいんだ!いいでしょ?」
ユウキ 「いいぞ!それで祐馬はどこのポジションを守りたいんだ?」
祐馬 「ぼく、ピッチャーやりたい!」
ユウキ 「ピ・・・ピッチャー?」
祐馬 「うん!ぼく大谷選手みたいにバッターとピッチャーで活躍できる選手になりたいの!」
ユウキ 「そうか。大谷選手になりたいなら今よりもたくさん練習しないとな。」
祐馬 「うん!」
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その日の夜、祐馬と大輝が寝た後、ユウキはミサとリビングでくつろいでいた。
ユウキ 「なぁミサちゃん、祐馬は来年野球やりたいって言ってるけど大輝は将来野球やりたいって言ってた?」
ミサ 「大輝は今は野球よりサッカーが好きだから大きくなったらサッカーをやりたいって言ってるよ。」
ユウキ 「そうか〜。まあサッカーも人気スポーツだし興味を持つのは当たり前か。でも俺は大輝も野球やってほしいな〜。」
ミサ 「ユウキくん、最終的にどんなスポーツをやるのを決めるのは子供自身なんだから大輝の意思を尊重してあげようよ。」
ユウキ 「そうだね。」
つづく
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