ウルトラマンティガ−NEW GENERATION− 第38話#2 | SAKAMICHI46 NOVEL⊿ 〜乃木坂46・櫻坂46・日向坂46小説〜

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ゴーストライターは一切使っておらず、駄文書きですが読んで見てください!
坂道シリーズファンの方の訪問お待ちしてます!

 前回までのあらすじ
 ある日、誠は大学時代の元彼女・川原菜緒の連絡を受けて、新発明の宇宙人探知機「A.D.」を使って水戸市東野町で調査を行なっていた。
 調査の結果、ある夜に東野町の神社にあるジャキラの樹に花が咲き、その周りに宇宙人のように町の人々が集まっていることを突き止めた。
 誠は菜緒の父からジャキラの樹に関する言い伝えを聞く為、川原家に向かった。



 菜緒の父 「220年前のある夜に空から謎の物体がこの町に落下し、どんどんと伸びていき、ついに樹になりました。」

 川原家に伝わる古い歴史書を読みながら誠にジャギラの樹に関する言い伝えを伝える菜緒の父。

 菜緒の父 「やがて樹に花が咲き、花から吹き出された花粉は人々を快楽の気持ちにさせたそうです。それからこの木はジャギラの樹と名付けられました。」

 誠 「なるほどね・・・。」

 菜緒 「言い伝えはともかく町のことをもっと調べてみませんか?」

 誠 「そうだな!行くか!」

 誠は立ち上がって再び調査に向かうとしたが、不意に手で机の上にある「A.D.」のスイッチを入れてしまった。

 スイッチが入ると同時にA.Dは誠の隣にいた菜緒から強い宇宙人反応をキャッチした。

 菜緒 「どうしたんですか?」

 誠 「あれ!?故障かな・・・?」

 何故かA.D.が菜緒から強い宇宙人反応をキャッチしているので故障を疑っている誠。



 その日の夜、誠はジャギラの樹を調査するため菜緒と共に神社の建物の影に隠れていた。


 誠 「あのさ今日の昼に会った畑山さんは君の今の彼氏なのか?」

 菜緒 「さぁ〜どうでしょう?」

 笑顔ではぐらかす菜緒。

 誠 「はぐらかすなよ!つーか否定しないのかよ!・・・あっ!来た!」 

 誠の目線の先には菜緒の目撃談の通り、ジャギラの樹の下に町の人々が何やら変な言葉を呟きながら集まっていた。

 町の人々 「!!!!!!」

 町の人々は誠と菜緒の存在に気づき、目を緑に輝かせながら誠と菜緒のもとに向かってきた!

 誠 「やっぱりこいつら!」

 誠は菜緒を連れて逃げようとするも後ろからも町の人々が現れ、囲まれてしまった!

 誠 「くっそー!菜緒!こいつらは俺がなんとかする!お前だけ逃げろ!」

 菜緒 「でも!」

 誠 「俺のことはいいから早く!」

 誠は襲い掛かってきた町の人々をなんとか倒していくが、人数が多いので次第に押されていく。

 菜緒 「誠さん!」

 菜緒は誠の手を引っ張って必死に町の人から逃げていった。

 畑山 「・・・・・・。」

 その光景を遠い場所から植物学者の畑山が不敵な笑みを浮かべながら見ていた。



 GUDM作戦司令室


 美咲 「隊長、誠隊員からの定期連絡がありません。」

 高志 「こっちのコールには?」

 美咲 「さっきから呼んでるんですけど・・・・。」

 高志 「よし確か聖司と哲也がスピーダー01でパトロール中だったな。」


 その頃、誠と菜緒は町の人々に囲まれて絶体絶命の危機に陥っていた!


 誠 「くっそー!囲まれた!!!」

 菜緒 「・・・・・・・。」

 菜緒を守るように前に出る誠。

 町の人々 「うおおーーーーっ!!!」

 桑や木の棒を持って誠と菜緒に襲いかかる町の人々。

 ビシュン!ビシュン!

 町の人々 「わああああっ!!!」

 突然地面にビームが命中し、びっくりする町の人々。

 誠と菜緒がビームが飛んできた方向を見てみるとそこにはGUDMショットを持った聖司と哲也がいた。

 哲也 「誠さん!菜緒さん!早く!」

 誠 「哲也!」

 4人はスピーダー01に乗り込み、その場を脱出した。


 
 菜緒 「うっ・・・・・うう!」

 突然頭痛が起こり、苦しみだす菜緒。

 誠 「菜緒?どうしたんだ菜緒!?しっかりしろ菜緒!」

 菜緒 「・・・・・・・・。」

 菜緒は目を一度黄色に輝かせ、気絶してしまった。

 誠 「菜緒!?菜緒ーーっ!!!」

 
 その日の早朝、ジャギラの樹に町の人々が何やらエネルギーを注ぎ込んでいた。

 畑山 「・・・・・・・。」

 その光景を不敵な笑みを浮かべながら見ている畑山。



 GUDM作戦司令室


 高志 「副隊長、状況は?」

 モニターに映る健一副隊長と連絡を取る高志隊長。

 健一 「この木の周辺に倒れていた人々はかなり衰弱しています。」

 健一副隊長の後ろではTDM医務局の職員が町の人々を医務局へ運んでいる。

 誠 「みんな宇宙人ですよね?」

 健一 「いや全員の検査をしてみたが人間だったぞ。」

 誠 「そんなバカな!?」


 聖司 「誠さん、この機械本当に使えるんですか?うんともすんとも言いませんよ。」

 コクピットに宇宙人探知機「A.D.」を取り付け、空からGUDMウィンガーで調査する聖司。

 誠 「おまえの使い方が悪いんだよ!」

 モニターに映る聖司にキレる誠。

 誠 「隊長!本当に宇宙人が!」

 高志 「わかった。住民の衰弱から何かあったことは確かか?しばらく現状の間待機してくれ!」

 健一 「了解!」

 健一副隊長は本部との連絡を切った。



 ウィーーン。

 司令室の扉が開き、哲也が入ってきた。

 哲也 「誠さん、ちょっと。」

 哲也と誠は司令室を出て、医務局に向かった。



 医務局の病室のベッドには菜緒が寝かされていた。

 誠 「菜緒に何があったんですか?」

 医師 「人間にはない未知の成分が彼女の中にはあるんです。」

 誠 「えっ!?」

 哲也 「ジベレリンに似た成分が検出された!?・・・・ジベレリン?」

 医師から手渡された資料を見る哲也。

 誠 「ジベレリンは植物を成長させるホルモンのことだ!そうか・・・俺の「A.D.」はそれに反応して・・・でもなんでそんなものが菜緒の体に?」

 誠はふと昨日菜緒の父から聞いたジャギラの樹の伝説を思い出した。

 誠 「まさか・・・東野町の人間達は昔から遺伝子操作されて・・・。」

 哲也 「木のお化けがどうかされてる・・・?」

 医師 「菜緒さん!」

 全員が振り向くとそこには菜緒が立っていた。

 菜緒 「正直に言ってください!私は何者なんですか!?」

 誠 「落ちつけ!あの宇宙人探知機は失敗だった・・・」

 菜緒 「私はただの人間です!」

 菜緒は医務局を出ていった。


 菜緒 「・・・・・・。」

 医務局を出た菜緒は東野町の展望台にいた。

 誠 「菜緒、探したぞ!」

 走って菜緒のもとにやってきた誠。

 菜緒 「私の中には得体の知れない何かが・・・。」

 誠 「よせよ。」

 菜緒 「貴方を襲うかもしれいない・・・。怪物になるかもしれない・・・。」
 
 誠 「よせったら・・・。」

 菜緒 「GUDMは放っておくんですか!?退治しないんですか!?」

 誠 「よせ!たとえ何であろうが菜緒は菜緒だろ!それで良いじゃないか!」

 菜緒 「怖い・・・私、怖いです。(泣)」

 誠 「菜緒、俺を信じろ!俺が絶対守ってやる!」

 畑山 「それは無理だね。」

 その場に現れたのは植物学者の畑山。

 誠 「お前!お前は一体何者なんだ!?」

 畑山 「僕はジャギラ星人、皇帝陛下に仕える者だ!」

 誠 「お前、宇宙人だったのか!!」
 
 畑山 「そうだ!ついにジャギラの樹に花が咲いた。準備の整った証。」

 誠 「何言ってんだ!?」

 畑山 「菜緒、君は特別な存在だ・・・。迎えにきたよ。」

 畑山は目を黄色に輝かせ、菜緒も同じように目を黄色に輝かせた。
 
 誠 「ふざけんな!」
 
 誠はGUDMショットで畑山を撃とうとするが、畑山の手から衝撃波が発射され、誠は吹っ飛ばされた。

 誠 「うう・・・・ああっ!」

 畑山 「君の持っている力で僕はゴットジャギラになれる。」

 誠 「ゴットジャギラだと!?」

 畑山 「さあ行こう!」
 
 菜緒を連れて行く畑山。

 誠 「菜緒ーー!!!行くなー!俺が絶対守ってやるー!」

 畑山 「無理だと言ってるだろう!」

 畑山が手から何やらビームを放つと巨大なジャキラの樹のツルが地面から現れた!

 畑山 「ハッハッハッハッハッ!君の負けだ!」

 ツルは二人を取り込み、ジャギラの樹は宇宙魔樹ゴットジャギラに変身した!

 ゴットジャギラ 「キュラーオーッ!」

 ツタや花からの光線で街を破壊するゴットジャギラ。

 キーーーン!

 そこに駆けつけるGUDMウィング、ウィンガー、ローダー、ブースター。

 高志 「みんな!攻撃開始だ!」

 隊員達 「了解!」

 GUDMはゴットジャギラへの攻撃を開始した。



 To be continued...
 
 


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