ねるは想いをよせている健太と夏祭りに来ていた。
健太 「ねるちゃん、今度は何食べたい?」
ねる 「次はラムネが飲みたいな~。」
健太 「ラムネか~わかった!俺買ってくるからここで待ってて!」
ねる 「うん!」
健太は出店に二人分のラムネを買いに行った。
ねる 「いつ健太くんに告白しよっかな~やっぱり花火が打ち上げられた時に告白するのが一番だよね。」
ねるがベンチに座り込んで考えていると・・・・・
? 「(トントン!)ねーる!」
ねる 「あっ!りさてぃん!」
理佐 「こんなところで何してるの?あっ!もしかして岡本くんに告白してフラれたから落ち込んでたんでしょ~。」
ねる 「違うよ!まだ健太くんに告白してないから!健太くんがラムネを買いに行ってて、ベンチに座って待ってるの!」
理佐 「ごめん!ごめん!だってねるが一人でベンチに座ってるから何かあったのかと思って・・・・。」
この少女は渡辺理佐。友梨奈達と同じく欅高等学校2年A組でねると仲良しで野球部のマネージャーである。
ねる 「りさてぃんだって何してるの?今日は彼氏の中島裕太くんと一緒じゃないの?」
理佐 「あー裕太は今アイスを買いに行ってるから私も一人なんだよね。」
ねる 「そうなんだ。私と一緒のようなもんだね。」
理佐の彼氏、中島裕太は理佐と同い年で野球部に所属している。
理佐 「ところでねるは岡本くんにどんな言葉でどんな場面で告白するの?」
ねる 「それはね・・・・・・」
ねるは理佐に耳打ちでそれを伝えた。
理佐 「花火が打ち上げられた時に告白するんだ~ベタだけどロマンチックだね。」
ねる 「成功するかどうか不安なんだよね~。健太くんに断られたどうしよ・・・・・・」
理佐 「大丈夫だよ!ねるは可愛いからフラれたりしないって!」
ねる 「そうかな・・・・・・・。」
理佐 「ねる、ちょっとこっち向いて!」
ねる 「えっ?」
理佐は鞄の中からリップグロスを取りだし、ねるの唇に塗った。
理佐 「はい。これでもっと可愛くなったから自信を持ってね♪」
ねる 「ありがとうりさてぃん・・・・////」
裕太 「理佐ー!アイス買ってきたよー!」
理佐 「あっ!裕太!じゃあねる頑張ってね!」
ねる 「うん!」
裕太と理佐は手を繋いで去っていった。
健太 「ねるちゃん、お待たせ。ラムネ買ってきたよ。」
ねる 「ありがとう!健太くん♪」
健太 「ねるちゃん、唇がテカってるけどなんか塗った?」
ねる 「友達にグロスを塗って貰ったの。」
健太 「そうなんだ・・・・・・可愛いね//////」
ねる 「(健太くんに可愛いって言われたー❤)健太くんに可愛いって言われるなんてう・・・・嬉しいな////」
つづく
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