君が生きた証 第2章 #90 | SAKAMICHI46 NOVEL⊿ 〜乃木坂46・櫻坂46・日向坂46小説〜

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 5月15日


リュウはこの日、7月スタートの二宮和也主演ドラマの脚本を手掛けるため藤島ジュリー景子副社長に会いにジャニーズ事務所社屋に来ていた。


 ジャニーズ事務所は2018年に乃木坂の旧社屋からかつてソニーミュージックエンターテイメントが所有していたSME乃木坂ビルに本社を移転している。


「ジャニーズ事務所も大変だよな・・・。2016年にSMAPが解散して、2017年に元メンバーの香取さん、草なぎさん、稲垣さんは退社したし、2018年には渋谷すばるさんが関ジャニ∞から脱退して、ジャニーズも退社したし、山口達也さんがTOKIOを脱退して、ジャニーズも退社したから・・・不幸続きだな。

リュウはそう言いながらジャニーズ事務所の新社屋に入っていった。

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リュウはまずガラス張りの執務室で藤島ジュリー景子副社長と面会した。


ジュリー副社長 「それで今回のドラマはどんな内容になるの?」

「はい。今年は東京オリンピック開催の年ですし、そして今回のオリンピックは4大会ぶりに野球競技が復活するのでミスターアマチュア野球の杉浦正則さんの半生を描いたドラマになっています。」

ジュリー副社長に自分が書いたそのドラマの企画書を手渡すリュウ。

ジュリー副社長  「面白そうな内容ね。野球はうちの会社と関係のあるスポーツだし、それに野球経験者である二宮を主演においたのね。」

 ドラマの企画書を読むジュリー副社長。

「はい!」

ジュリー副社長  「わかったわ!私もこのドラマを成功させるために協力するから最高の脚本を書いてね!それと主題歌は嵐で行くから!」

「了解しました!」

リュウはジュリー副社長と握手を交わし、執務室から出ようとすると・・・・・・・

?  「ふざけないでよ!!!あんた絶対良い死に方しないわよ!!!」

 「ビクッ!!!!!」

 リュウが恐る恐るガラス張りの執務室の左側の部屋の方向を見てみると白髪で眼鏡をかけた90代女性が電話で誰かを叱っていた。

 そうこの女性こそジャニー喜多川社長の姉であり、ジャニーズ事務所の経営者で芸能界の女帝の異名をもつメリー喜多川副社長である。

 メリー副社長  「じゃあ私は忙しいから電話切るわね!」

 電話を切るメリー副社長。

 メリー副社長  「まったく・・・・・あっ!」

 ガラス越しにリュウと目があったメリー副社長。

 「メ・・・・・メリーさん!お久しぶりです!」

 メリー副社長  「あら!脚本家の岡田リュウくんじゃない♪今日はどうしたの?」

 リュウの顔を見て笑顔になるメリー副社長。

 「今日は僕が脚本を手掛ける二宮さんのドラマの打ち合わせをジュリーさんとするために来ました。」

 メリー副社長  「そうなんだ~。あなたが脚本を手掛けるドラマは面白いから期待してるわね♪」
 
「ありがとうございます。」

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「さてと・・・ジュリーさんへの挨拶を済ませたし、そろそろ帰って第2話の脚本を書きますか!」

そう思いながらリュウがジャニーズ事務所の社屋ビルの廊下を歩いていると・・・・・・

?  「おーい!」

「はい?あっ・・・・・・・・ジャニーさん!」

 リュウが振り返るとそこには男性秘書を連れたジャニー喜多川社長がいた。

ジャニーさん  「You、なんでここにいるの?」

「今日は今夏のドラマの打ち合わせでジュリーさんに面会に来ていたんです。」

ジャニーさん  「そうなんだ~岡田くんは売れっ子作家だから期待してるよ。」

「ありがとうございます。」

ジャニーさん  「岡田くん、君は13年前よりもっとかっこよくなったね。」

「いや!俺は全然かっこよくないですよ!」

ジャニーさん  「そんなことはないよ。Youは木村や松本や滝沢と同じくらいかっこいいよ。」


※リュウは中学二年生の時にジャニーズのオーディションを受けさせられており、その時にジャニー喜多川社長、藤島ジュリー景子副社長、飯島三智元マネージメント室長と対面している。詳しくはA Day in Our Life #136~140を読んでください。


「いえいえ!そのお三方と俺を比べないでくださいよ!そのお三方に失礼ですから!」

ジャニーさん  「そんなことないよ!最近うちはSMAPが解散して大変苦労してるんだよ。嵐が頑張ってるけどそれだけじゃSMAPの穴が埋まらないんだよね。」

「それは大変ですね・・・・・・。」

ジャニーさん  「こんなことになるんだったらあの時君を合格させておけばよかったな。」

「・・・・・・・・・・はい!?」

ジャニーさん  「You!ジャニーズに入ってよ!」

「ええーーーーーーーーーっ!?俺がですが!?無理ですよ!俺は今年で27才の大人ですし!それに結婚して娘もいるんですよ!」

ジャニーさん  「大丈夫だよ!YOUをジュニアじゃなくて1人のタレントとして契約するし、脚本家のお仕事も続けていいし、家族手当もちゃんと出すから!だから入っちゃいなよ!」

「ジャニーさん、御言葉は嬉しいのですがお断りいたします!俺は脚本家の仕事が好きですし、それに入ってすぐデビューしたら何年もいるのにデビューが出来ないジャニーズJrのメンバーにも申し訳ないので!本当にごめんなさい!」

 頭を下げて断るリュウ。

ジャニー さん 「そうか・・・・・わかったよ!さっきの言葉は忘れていいから。それじゃあお仕事頑張ってね。バイバイ!」

「ありがとうございました!」

ジャニー社長とリュウは握手をして別れた。

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その日の夕食にて


「ふぇぇぇぇぇっ!?リュウくん、ジャニーさんにスカウトされたの!?」

「うん・・・・・・もちろんお断りしたけどね。」

「それでジャニーさんは何てスカウトしてきたの?」

「俺がジャニーズに入ったと同時にデビューさせて、自らフォローするって言ってた。」

「ジャニーさんは13年前にリュウくんをジャニーズに入れなかったことを後悔していたんだ・・・・・・。まあリュウくんがジャニーズに入っていたら私と結婚出来てなかったから入らなくてよかったね!」

 「そうだね。」

環奈  「まま、じゃにーずってなに?」

「ジャニーズはね。パパみたいなかっこいい人たちがお歌をうたったり、踊ったりするところだよ。」

環奈  「へ~ちょうなんだ。かんにゃもじゃにーずにはいりたい!」

「あのな環奈。ジャニーズは男の人しか入れないからな(笑)環奈が入るんだったらAKB48かモーニング娘しかないぞ(笑)」





つづく




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