リュウは自宅リビングのソファーでくつろいでいた。
「今日もきつかった~。脚本書くのに徹夜した上に制作会議もあったから寝不足だわ。」
リュウはそう言いながらTVで巨人戦を見ていた。
「リュウくん~環奈寝かしつけてきたよ~。」
環奈を寝かしつけてきたマイが寝室から帰ってきた。
「うん。わかった。」
「リュウくん、何見てるの?」
「巨人戦だよ。今日勝てば6連勝の大事な試合だからさ。」
「そうなんだ~タクヤくんは出てるの?」
「もちろん出てるよ。タクヤは今日は6番セカンドで1打席目にホームランを打ってる。」
「タクヤくんホームランを打ったんだ!まいまい喜んでるかな~。」
「喜ぶに決まってるだろ。まいまいさんはタクヤの妻なんだから。あ~あ~!」
「リュウくん、アクビしてるけど眠いの?」
「うん。だって昨日深夜2時まで仕事して寝たのは4時間だけだからすごく眠いよ。」
するとマイは自分の膝を両手で軽く叩いた。
「リュウくん、私の膝で寝転がっていいよ❤」
「えっ?いいの?」
「うん。だってリュウくんが疲れてるから。」
「じゃあお言葉に甘えて。」
リュウはマイの膝に寝転がる。
「気持ちいいな~マイちゃんの膝枕♪」
「ありがと♪リュウくんが喜んでくれて嬉しいな~。あっ!そうだ。」
マイはポケットから耳掻きを出した。
「久しぶりに耳掃除もしてあげるね♪」
「マジで!じゃあお願いします!」
「じゃあお掃除するね。どれどれ~?」
リュウ 「(顔ちけーな・・・・・)」
「うわ~すごい!たくさん耳垢詰まってる。リュウくん、何でこんなになるまで耳掃除しなかったの?」
「脚本書くのに忙しくてする暇がなかったんだよ。」
「ダメだよ~ちゃんと耳掃除しないと!つまり過ぎて耳が聞こえなくなるよ!じゃあここから動かないでね。」
「うん。」
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「ん~もうちょっと・・・・・・取れたー!リュウくん、見てみて!こんな大きな耳垢が取れたよ!」
「・・・・・・・・・💤。」
「あっ!寝てる・・・・・・・。」
リュウは気持ちよかったのか熟睡していた。
「リュウくーん、反対側の耳も掃除したいからおきてー!」
「・・・・・・・・・・・。」
「おーきーてー!!!」
「・・・・・・・・・・・・。」
マイが揺さぶっても起きないリュウ。
「こうなったら・・・・・・こちょこちょこちょこちょ~!」
リュウをくすぐり始めたマイ。
「くくくっ!アハハハハハハ!マイちゃんやめて!俺起きたから!くすぐらないで!フギャ~~!!!」
あまりにもくずくたかったのでリュウは目を覚ました。
「じゃあ反対側向いてね♪」
「はい。」
リュウが反対側を向くとマイは反対側の耳掃除を始めた。
「思い出すな~こうやって高校時代によくリュウくんに膝枕をしてあげた日々のこと。」
「そうだな。昼休みに弁当食べた後、マイちゃんによく膝枕をしてもらうの好きだったな。まあ俺は今もこうしてマイちゃんに膝枕してもらうの好きだけど。」
「私もリュウくんを膝枕して可愛い寝顔を見るの大好きだよ❤」
リュウ・マイ 「「フフフ////」」
いつも通りのいちゃラブモードに突入した岡田夫妻。
「ふ~はい!綺麗になった♪リュウくん、気持ちよかった?」
「うん。気持ちよかったよ。」
「これからも膝枕と耳掃除をしてあげるからしてほしい時は私に言ってね❤」
「わかった。さあ寝ますか!」
「うん❤」
二人は手を繋いで環奈が寝ている寝室に向かった。
つづく
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