世界には愛しかない 第8話 | SAKAMICHI46 NOVEL⊿ 〜乃木坂46・櫻坂46・日向坂46小説〜

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涼太が欅高等学校に転校してきて1か月が経ち季節は梅雨入りの6月に突入した。


友梨奈  「鈴本、ねるおはよう!」

美愉・ねる  「「てち(平手)おはよう♪」」


三人はいつもの場所で合流し、傘を差しながら欅高校に向けて歩き始めた。


友梨奈  「ところで最近天気は雨ばっかりだから全然気分が晴れないね~。」

ねる  「でもさ~てちは本当は天気が雨ばっかりで嬉しいんじゃないの?」

友梨奈  「何で?」

美愉  「だって山田くんはサッカー部に所属してるし、それに雨の日は体育館で練習するからたくさん喋れる機会が増えるじゃん!」

ねる  「うん!てちにとっては願ったり叶ったりだよね!」

友梨奈  「二人ともやめてよ!まあ・・・・確かに涼太くんとたくさんお話が出来て嬉しいけど////」

美愉  「おお!平手が山田くんのことを涼太くんって名前で呼びになってる!」

ねる  「また一歩恋人に近づいたね♪」

友梨奈  「うるさいな~!涼太くんと話していくうちにこれからは下の名前で呼んでって言ってくれたの!鈴本も重岡くんのことを大悟くん、ねるも岡本くんのことを健太くんって名前で呼び始めたくせに!」

ねる  「だって~健太くんが名前で呼んで良いって言ってくれたんだも~ん」

頬を膨らませて不満そうに口を開くねる。

美愉  「まあまあ!何だかんだで私たちは少しずつ前に進んでるんだから!今日も学校頑張ろうよ!」

友梨奈・ねる  「「うん!」」

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その日の夕方


友梨奈  「今日も部活しんどかった~。」

友梨奈はバスケ部の練習が終わった後、一人帰路についていた。

友梨奈  「でも授業の合間の休み時間に涼太くんとたくさんお話が出来て嬉かったな////」

顔を赤くしながら嬉しさのあまりスキップをしながら友梨奈が歩いていると・・・・・

友梨奈  「あれ?あの二人は・・・・・・」

友梨奈は駅前で何か準備をしている二人組の少女を見つけて駆け寄った。

友梨奈  「ゆいぽん!ずーみん!こんなところで何してるの?」

由依  「あっ!てち!私たちは今路上ライブの準備をしてるの。」

このサラサラな髪と柔らかいほっぺの持ち主の美少女は小林由依。友梨奈、ねる、美愉と同じクラスメートで友人である。

友梨奈  「路上ライブ・・・・?」

佑唯  「そう。将来は私たち一緒に歌手になりたいの。だから腕を磨くためにこうやって一週間に一度ゆいちゃんずで路上ライブをしてるの。」

由依の隣にいるこの小顔でサイドポニーの髪型にしているこの美少女は今泉佑唯。由依と同じく友梨奈達のクラスメートで友人。

友梨奈  「路上ライブやってるんだ~!すごーい!ねぇせっかくだから一曲聴かせてよ!」

由依  「いいよ!ずーみん行くよ!」

佑唯  「うん!」

二人はギターを弾きながら歌い始めた。

由依・佑唯  「「君は知ってるかい?渋谷川って・・・・名前を聞いても ピンと来ないだろう(ピンと来ないだろう)忘れられたように都会の隅で♪それでも確かに せせらぎ続ける♪まるで僕の君への想い♪」」

佑唯  「他愛ない話をして バス通りを歩きながら」

由依  「古川橋 その近くで 僕はなぜだか 切なくなるよ」

佑唯  「愛しさは胸にしまい込んで」

由依  「しまい込んで」

佑唯  「少しだけ君と距離を置いた」

由依  「距離を置いた」

由依・佑唯  「「ひっそり流れる そう 目立たない日々」」

由依・佑唯  「「誰も気づいてないこの渋谷川
涸れることも無くずっと変わらぬまま(ずっと変わらぬまま)♪人の暮らしの中で 汚れた水も溢れた涙も 海へと運ぶよ♪
恋のかけら どこへと向かう?」」

友梨奈  「・・・・・・・・・・・(涙)」



友梨奈は涙を流しながらゆいちゃんずの渋谷川を聴き続けた・・・・・・・・・・




つづく


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