A Day in Our Life #23 | SAKAMICHI46 NOVEL⊿ 〜乃木坂46・櫻坂46・日向坂46小説〜

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 翌日、敬愛学園高校野球部との練習試合。相手校の敬愛学園は去年の夏の甲子園千葉県大会ベスト4の強豪校、ちなみに市川総合高校は去年ベスト8まで進んでいる。

いわゆる格上の相手だったが、第1試合、市川総合高校はエースの亀梨が相手打線を1失点に抑える好投をみせ、さらに打線は4番の長野がソロホームランを打ち、7番のヒロトが2点タイムリーヒットを打つなど終わってみれば3ー1で市川総合が勝利した。

 敬愛学園と整列を終えたメンバーをベンチ前で出迎えるリュウ達。

「長野さん、お疲れさまです!」

長野  「岡田くん、お疲れさま!」

「長野さんのホームラン格好よかったです!」

長野  「ありがとう!次の試合、岡田くんはスタメン出場するんだよね!」

「あっ!はい!」

長野  「緊張しないでリラックスして頑張るんだ!岡田くん!」

「はい!わかりました!」

二試合目前に昼食の時間になった。リュウはショウとヒロトとカズヤとハルトと昼食を食べていた。

ショウ  「リュウ、二試合目頑張れよ。」

「わかってるよ!チャンスだから結果を残さないとな~」

ヒロト  「大丈夫だよ!リュウとタクヤはバッティングも良いし、守備も上手いから結果を出せると思うよ!」

カズヤ  「お前が言うなよ!初めて出場した練習試合でホームラン打ったし、今日の第1試合も2点タイムリーヒット打つなど大活躍じゃないか!」

ヒロト  「いや~それほどでも!」

照れるヒロト。

ハルト  「ああ~俺、二試合目もボールボーイかよ。お前らが羨ましいよ!」

「悪いなみんな。でもショウとカズヤとハルトも試合に出るかもしれないから素振りとか投球練習をした方がいいぞ。」

ショウ  「確かにね。ところでタクヤが昼食を食べた後、すぐ素振りを開始したけどなんであんなに張り切ってるの?」

ショウが見ている方向を見るとタクヤがバットを持って素振りをしていた。

「タクヤは今日の試合でホームランを打ったら深川さんに告白するんだって。」

ハルト  「だからいつも以上に気合いが入っているのか・・・・・」

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休憩時間が残り20分になった時だった。

「リュウくーん❤」

「あっ!マイちゃん!」

リュウはグラウンドの入り口の前に立つマイの元に向かう。

「マイちゃん、応援に来てくれたんだ!」

「うん❤それとこれをリュウくんに渡したくたて・・・・・」

カバンをあさるマイ。

「はい、これお守り。」

マイがリュウに渡したのはユニフォーム型のお守り。

「ありがとう!」

「リュウくん、私は離れていてもすぐそばにいるから負けないでね!」

「わかった!じゃあ行ってくる!」

「行ってらっしゃい!」

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試合開始40分前

ベンチ前で山口先生から二試合目のスタメンが発表された。

山口  「それじゃあスタメンを発表する!まずは1番ショート山下!」

山下  「はい!」

山口  「2番サード塚田!」

塚田  「はい!」

山口  「3番キャッチャー坂本!」

坂本  「はい!」

山口  「4番センター長野!」

長野  「はい!」

山口  「5番ピッチャー二宮!」

二宮  「はい!」

山口  「6番レフト今井!」

今井  「はい!」

山口  「7番ファースト中島!」

ヒロト  「はい!」

山口  「8番セカンド北山!」

タクヤ  「はい!」

山口  「9番ライト岡田!」

「はい!」

山口  「以上のメンバーだ!みんな頑張れよ!」

全員  「はい!」

スタメン発表が終わった後、円陣を組む。

坂本  「みんな、二試合目も気合いを入れていくぞ!」

全員  「オッス!!!」

坂本  「それと初めてスタメンに入った岡田、北山!」

リュウ・タクヤ  「「はい!」」

坂本  「リラックスしていつものお前達のプレーを試合で見せてくれ!」

リュウ・タクヤ  「「オッス!!」」

坂本  「行くぞ!市川総合ー!ファイ!」

全員  「オー!!!」

坂本  「ファイ!」

全員  「オー!!!」

坂本  「ファイ!ファイ!」

全員  「オー!!!!!!」

円陣を組み終えた後、ベンチに入った。
ベンチ入りした18人のうち、1年生はスタメン入りしたヒロト、タクヤ、リュウ以外にショウとタツヤとカズヤがベンチ入りし、残りのメンバーはネット裏の観客席で応援である。

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ベンチ内


ヒロト  「二人とも落ち着いて頑張ろうぜ!」

「おう!もちろんだ!」

タクヤ  「あっ・・・・・もちろん!」

ヒロト(タクヤの奴緊張しまくりだな。まあしょうがないか・・・深川さんと約束してるし、しかも今回の試合の記録員は深川さんだからな・・・・・・)

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観客席


サユリ  「いよいよ試合が始まるね!ショウちゃん試合に出るかな~?」

ナナミ  「ショウくん、ベンチ入りしてるから出る可能性はあるよ。」

「リュウくんはライトで出るから活躍してほしいな~」

ナナミ  「しーちゃん、もしかしたらリュウくん今日の試合三振ばっかかもね(笑)」

「ひっどーい!!ヒロトくんも絶対三振すると思うよ!」

リナ  「まいやん、ななみん喧嘩しないで。仲良く試合を見ようよ!」

マイ・ナナミ  「「生駒ちゃんは黙ってて!!」」

リナ  「(´;ω;`)」

 ミサ  「生駒ちゃん、泣かないで~!」

ナナセ  「ええな・・・ハルトはベンチ入りさえしてへんから羨ましいな~」


そして13時30分、市川総合と敬愛学園の練習試合が始まった。




つづく





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