ジョー・コルディナ が負傷離脱のため剝奪の憂き目に遭った空位のベルトを巡ってのIBFスーパーフェザー級世界タイトルマッチ。
▼ シャフカッツ・ラヒモフ vs ゼルファ・バレット
ソリッドなアウトボクサーであるバレットに対し、 フレディ・ローチからシンプルなファイタースタイルに矯正されている感のあるラヒモフ … 以前のスタイルよりも前傾姿勢の多くなったラヒモフに対し、 バレットは右アッパーを中心にカウンター狙い。 3Rにはドンピシャのタイミングでダウンを奪う。
しかしながらバレットは状態屈曲幅もボディワーク幅もなく、 終始バッグギアに入れているとはいえ懐の浅い直立スタンスであり、 パンチもソリッドではあるものの … ラヒモフのヘヴィハンドと比べ遥かに軽い。 Rが進めば進むほどラヒモフの拳に削り取られていき、 劣勢を強いられる展開に。 徐々に地力の差が現れ、 ラヒモフ9R遂に逆転フィニッシュ。 タジギスタン史上初のメジャー団体世界王者になってみせました。
ラヒモフ、 当ブログで追い掛け始めた頃 はL字ブロックスタイルの特殊なサウスポーボクサーファイターでしたが、 ボクシングスタイルの変遷も含めて、 世界戴冠まで追い掛け甲斐のある選手でした。 今後は やはり日本人として 尾川選手 との絡みが見てみたい所です。

◎ 結果:ラヒモフ 9R KO勝利