オレクサンドル・ヒズニャク vs エベルト・ソウザ | R I N G C H E C K !

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今大会における最大の番狂わせ ! まさかの暴君ヒズニャクが決勝戦ラストRに陥落 ! ! ! 試合展開も終始ヒズニャクのペースで進み、 金メダルまで最終Rあとハーフタイムという所で … 。 それにしても 過去にソウザと2戦して2勝しているヒズニャクが負ける絵は全く見えていなかったので … 本当にオリンピックボクシングの恐ろしさに打ちのめされています。






→ オレクサンドル・ヒズニャク vs エベルト・ソウザ ( 試合動画 )






ラストの左フックは、 お互いに右からの返しで、 ダブルノックダウンのシーン等で良く見る衝突シーンなのですが … バックギアに寄せて長く振っていたソウザと、 アタックを仕掛けながら短く振っていたヒズニャクのパンチの長短が命運を分けました。





ヒズニャクにとっては 5年ぶりの敗戦 がオリンピック決勝最終Rという … リオ五輪予選敗戦後から覚悟を決めたスタイルなだけに … なんとも不憫な結果です。 レフェリーは確かに良い仕事をしたと思います。 ただ、 ヒズニャクのスタイルとタフネスさを知った上で、 尚且つ試合時間あと1分30秒 … これを踏まえて私がレフェリーであったら続行指示を出してしまうかもしれません … ( 実際アマで こういった派手なダウンの際にも 複合的状況を踏まえた上で KOでなくカウントして続く場合もある。)





しかしあのタイミングで あの左フックを当てれるソウザ … 本人はラッキーパンチと言っていても、 全ては練習の賜物 … 加えて五輪の神も魔物も両方味方に付けてしまったという事か … ソウザ、 今大会ではカザフのアビルカン・アマンクル、 ロシアのグレブ・バクシという超強豪を破って、 更に この決勝戦ですから … オリンピックボクシングって本当に何があるか分からない。 嗚呼 … 決勝戦後、 いつもの無表情を完全に崩してしまい、 結果に対し嗚咽するヒズニャクが忘れられません … 勝負の世界とは
 … 斯くも厳しい物なのでしょうか … 















◎ 結果:ソウザ 3R KO 勝利