フ・ジャンガン vs 田中亮明 | R I N G C H E C K !

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打撃系格闘技の練習や試合についてのブログでしたが、
現在は海外ボクシングとムエタイの記事が中心です。
知り合い・近親者向けに書いています。



東京オリンピックボクシング競技、 当ブログ視点では 最も熾烈なトーナメントとなっているのがフライ級、 フェザー級であり、 日本人選手の中で最も厳しいトーナメント位置に付けてしまった選手こそ田中亮明選手です。 ( ※ 廃止されたライトフライ級のリオ五輪メダリスト、 フライ級メダリスト、 世界選手権メダリストが 全員 集ってしまっている … ) しかし、 その田中亮明選手が今 覚醒しています。 奇跡のような素晴らしいボクシング、 自らの実力で逆境を跳ね返しています。





※ 今回のフライ級トーナメント、 ザっと挙げるだけでも インドの アミット 、 カザフのビボシノフ、 エドウィン・バレロの甥 フィノル 、 ヤファイ一族の最終兵器カラル・ヤファイ、 キューバの神 ベイティア 、 ウズベクの帝王 ゾイロフ 、 リオ五輪ライトフライ級で ハサンボイ に敗れて惜しくも銀メダリストとなったマルチネス、 そして今回の田中亮明選手の相手 中国の麒麟児 フ・ジャンガン … ほとんどの選手が五輪/世界選手権その他海外戦線で銀以上のメダル獲得経験のある怪物ばかり … 凄まじい天下一武道会となってしまいました。





そんな中、 先述の通り田中亮明選手は覚醒しています。 当ブログ管理者の想定を遥かに超える これまで見せた事の無いような強固な攻撃的ボクサーファイタースタイルで一回戦 リオ五輪 銀メダリストでありエドウィン・バレロの甥であるフィノルを圧倒撃破。 そして二回戦、 トーナメントの中でも特に曲者であるスイッチヒッター フ・ジャンガン をも真っ向から勝負の上、 一回戦同様の強固な戦術を貫き カットを誘発しての完全勝利。






→ フ・ジャンガン vs 田中亮明 ( 試合動画 )






この覚醒っぷりは本当に凄まじいです。 一回戦のフィノルは勿論、 二回戦のフ・ジャンガンに関しては、 このトーナメントにおける優勝候補の帝王ゾイロフや、 井上尚弥選手と二度戦って二度とも勝っている神ベイティアにも勝利した経験のある正に強豪中の強豪です。 それを圧倒して勝利を得ている事の凄さ … 伝わりますでしょうか … 。





【 覚醒 】 という言葉を何度も使用しましたが、 覚醒とは 「 覚悟を決めて、迷いから醒める事 」 だと当ブログ管理者は思っております。 東京オリンピックという夢の舞台で覚悟を持ってボクシングスタイル改変を行ない遂行している田中亮明選手、 ボクサーとして、 アスリートとして、 本当に美しいと思います。 当ブログ管理者としても田中亮明選手を全力で応援させて頂きたく思います。













〇 結果:田中亮明選手 負傷判定勝利 3-1