当ブログには久々登場の歴戦の雄 リアルブランカ ^ カシメロ 、 意外なほどに遅かった米デビュー。
▼ ジョン・リル・カシメロ vs リカルド・エスピノザ
ラジャ興行のように メイン の大分後の23時頃に行なわれたこの試合 … 閑散としてますが … 実は結構 楽しみにしていた組み合わせ。
いかにも強豪風の名を持つエスピノザは、 実際かなりのヘビーハンドを持ったパンチャーで、 22勝20KOという 恐ろしいKO率、 現在10連続KO勝利中という まさに乗りに乗っている状態。 バンタムという階級を考えても この一戦はカシメロが圧倒的不利な状況に陥るだろう … と考えていた私は … まだまだですな ^
カシメロが上手い。 エスピノザのヘビーハンドと まともにぶつからないよう、 下がり過ぎない程度のレンジキープをしながら待ち受け姿勢、 エスピノザが前進して手を出してくる所を待って 強打を後出しの迎撃態勢。
エスピノザにはパンチはあっても緩急なし ! ダッシュアタックなどを掛ける事もなく、 終始同じペースで坦々と前に出続けるのみの選手でした。 カシメロも強くバックギヤを掛けている訳ではないので、 前進側と後退側で それほど燃費に差は無く、 ならばクリーンヒットの差がダメージとして如実に表れてくる訳で … ラストは完全に削り取られたエスピノザをカシメロがしっかりと葬ってみせました。
ここら辺の決定力はカシメロの面目躍如といった所でしょうか。 カシメロ、 やっぱり魅力的なボクサーです !
結果 : カシメロ 12R KO勝利