ロマチェンコ興行で、 ベスプーチンより アリムハヌリより ラミレスより驚かされたバルボサ Jr. の著しいまでの変化。
▼ マイク・アルバラード vs アーノルド・バルボサ Jr.
ロマチェンコのハイテクな多軸性とは真逆の、 正統的な中心回転軸、 きっちり背中で放つストレート系パンチと、 その回転と下肢にしっかり連動させる左右アッパーカットの比類なき美しさ ( 肘の折り畳み調整、 アルバラードのブロックの隙間、 針の穴を通すような緻密さも含めて素晴らしい ) オールドスクールなボクサーファイタースタイルではありますが、 これらを練磨する事、 それも間違いなく最強への王道なのです。
バルボサ Jr. の相手は そこら辺の雑魚じゃない … あのアルバラード ですぞ … 信じられない … 初回から いつも通り生き生きとワイルドに前進して振っていくアルバラードが、 レンジキープしながらボクサーファイトするバルボサ Jr. の精度高いパンチに 逆にゴッソリと削り取られていくという … 予想だにしなかった展開 … 。
バルボサ Jr. に最早 以前のような線の細さは感じられない。 恐るべき貫通力にまで磨き上げた各種ブローの美しさ … 強~く印象に残りました。
結果 : バルボサ Jr. 3R TKO勝利