渡部あきのり選手 vs クルバノフ をはじめ、ポベトキン、チュプラコフ、マリコフ、カシンスキーと錚々たるメンバー勢揃いのロシア国内興行より、こちらの試合を。
▼ ムハマドフジャ・ヤクボフ vs ジェイム・バルセロナ
ヤクボフ、 7月のエカテリンブルグ興行で市川大樹選手を 1R3KD で切って落としたあの選手です。 タジク系ですがロシアが主戦場らしく、 同じタジク系として ラヒモフ の次に人気がある模様。
スタイルとしてはサウスポーのボクサーファイターですね。 ライト級にしては低い165cmという身長ですが、そのビハインドをカバーするロー&ワイドスタンスで、やはり屈曲幅で懐の深さとボクシング幅を演出しています。
このスタイルの場合、足運びはグライディングを選ぶ選手が多いのですが、この選手はスプリングです。 こういった選手は旧共産圏のアマではよく見掛けますが、プロでは少なくなってきています。 アマチュアでの戦績詳細は確認出来ませんでしたが、数分間の動きを見ただけでも確かな基本指導を受けて来た選手という印象が持てます。
トントンと跳ねながらリズムキープし、相手のオフェンスに対しては無理せず素直にバックステップ、スプリングの跳ね返りで即座にステップインしてオフェンスに繋げるスタイル。 パンチはどれもスピードがあり硬質。 旧共産圏としてはクイックネスも利き、手数も多く、相手からすれば厄介なオフェンスです。 加えてモビリティも高く、ディフェンス能力にも長けたトータルボクサーファイターなんですね。 これは強いです。 この試合のラストは1バックステップから2ステップインでの左ボディ一発KO。
次戦ではマーク・ウルバノフ ( 三浦仁選手に完全に負けていたのに地元での判定勝ちを拾ったあの選手 … ) との試合が決まっているらしいので注目しましょう!
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※ カシンスキー ( 右 ) と並ぶと このサイズ差 ! ^ なんとなく渡久地隆人さんと須佐勝明さんを足したようなルックス … 日本人として勝手に好感 ^