スコット・クイッグ vs ビオレル・シミオン 他 …  -  観戦記 | R I N G C H E C K !

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打撃系格闘技の練習や試合についてのブログでしたが、
現在は海外ボクシングとムエタイの記事が中心です。
知り合い・近親者向けに書いています。



















ジョシュア vs クリチコ のアンダーカードのレビューです。 ※ 動画は厳しく規制されており、 即消されてしまいまして … 埋め込み出来ませんでした。




テイラー vs メインケ … 典型的なアマ出身選手によるオーソ vs サウスポーの構図で高いレベルでの技術戦でしたが、 よりアグレッシブに有効打を取り全R上回ったのはテイラー。 7RTKO決着で、 美しき全勝対決を制しました。




コルディナ vs ビブ … リオ五輪ベスト16のオリンピア、 コルディナ、 一週間前にプロデビューしたばかりですが 早くも2戦目です。 全局面で圧倒し、試合開始から2分経たずに試合終了。




キャンベル vs ペレス … リナレスが持つWBAライト級王座への挑戦者決定戦ですが、 ペレスが計量をクリア出来ず、 キャンベルが勝った場合にだけ挑戦権が与えられる事に。 ペレスもガンボアとクローラにしか負けていないトップランカーで、両者譲らず試合は拮抗。 これまでのように攻撃志向へのシフトは上手く機能しなかったキャンベルですが、 その分タイミングの良さでペレスの攻勢を打ち消す。 ラストは消化不良な負傷TKOでしたが、 キャンベル、 ついに世界に王手です。 ロンドン五輪金メダリストであり、 アントニオ・デマルコ に近い身長・リーチを持ったサウスポーの攻撃的ボクサーファイターであるキャンベル、 リナレスにとって 相性が良いとは言えない挑戦者が現れました。




クイッグ vs シミオン … IBFフェザー級王座セルビー兄に照準を合わせる両者の対決。 両者共にキャリア1敗 ( クイッグは フランプトンに喫した1敗 、 シミオンは セルビーに喫した1敗 ) ファイトスタイルも鏡のようにそっくりな両者ですが、 より事前に相手を研究してきたのはシミオン、 好戦的なクイッグとの接近戦では後出しを選び 印象打を演出、 特に左フックは的確で、 クイッグの右の打ち終わりやガードの下がった所を明確にクリーンヒットさせていく。 ボディからのダブルも巧みに交ぜ前半の主導権を握る。 しかし、 R間の指示出しと戦術対応に長けていたのはクイッグサイド。 さすがのローチ軍師 … シミオンサイドの戦術を試合の中ですぐに見抜き、 クイッグに対応策を授ける。 元々接近戦の上手いクイッグ、 即座に後出し対応と上下左右の散らし、 ボディショットで主導権を取り戻し、 中盤からはクロスアームガードやL字ブロックなど、 新たな技術を実戦の中で練習しながらの ポイントアウト。 強い相手と押し合うタフな展開となりましたが、 自身のレベル・スキルアップをしっかりと指し示しての価値ある勝利でした。