朝目覚めると早く死にたいなと思う
ずっと隣りに居た人はもういないんだという絶望に打ちひしがれる朝が繰り返される
かけがえのない存在を失うと心が壊れる
昔観たドラマ 世界の中心で愛を叫ぶ
山田孝之と綾瀬はるかが主演だった
高校で出会った二人の恋愛 心に残る出来事を丁寧に描いていた
白血病で死ぬヒロイン こんな切ない切ない恋愛をした相手を忘れられるわけがない
何十年経っても忘れられず苦しみ続ける主人公の気持ちが、無理もないと思えた
自分もそうだなあ 12年一緒に暮らしていた大切だった人のことを忘れられないな
こういうのはこわいと思われるだろうか気持ち悪いと思われるのかな そうだと申し訳ないな
泣いて笑ってしっちゃかめっちゃかてんやわんやだったり楽しかったりおもしろかったり感動の日々だったな
俺は記憶力がよいのか子どもの頃の事とかもよく覚えてるんだよな
クリスマスに近くのレストランでおいしい料理を食べお酒を飲んでから家への帰り肩組んで歩いていると雪がチラチラ降っていて幸せだなあと思ったのを覚えているなあ
自分の人生で唯一の幸せだった大切な思い出の日々の記憶
こことかに元恋人を傷つけるようなことを何度も書いてしまった
幸せな大切な思い出に泥を塗るようなことをしてしまった
情けない 自分の心の弱さに向き合う日々
大切で大好きだった元恋人は元気にしてるだろうか
周りに頼れる人やいい仲間がいるといいな
俺が心配しても余計なお世話だろうな
あの子は周りの大事な人達に一生懸命に親身になれる人だから人には恵まれてるだろう
俺は自分の心の弱さで人を傷つけるような人間
情けない 申し訳ない 贖罪の日々
三年ぶりに福井の登校拒否ひきこもりの親の会に参加するようになって、6ヶ所の親の会に参加している
とても辛い登校拒否、深刻なひきこもりの真剣な悩み相談の話をいっぱい聴いて自分の経験考えを話す
悩み苦しむ親を励ます活動
親達に子どもの味方になって孤独じゃないと思わせてあげてほしい
子どもさん達の心が救われるといいなあと思いながら参加させてもらっている
ほんの少しでも世のため人のためになることができていると思えるとうれしいしありがたい
親御さん達に子どもが何を考えているかわからないからあなたの話を聞いてためになると言われたり感謝されたりもして、そう言ってもらえてうれしいなあありがたいなあと思う
ひきこもり支援の仕事をしている方から大学の偉い先生のひきこもりの話を聞いてもよくわからなかったがあなたの話はすごくよくわかってためになった
家族会に経験者がいるとこんなに場が変わるのかと感動したと言われてうれしかったなあ
それだけでご飯三杯食えるわw
俺は世のいろいろなことがあまりよくわからない
けどひきこもりについては身を持って経験して身に染みてつらさ苦しさを味わってきたから、わかることがある
俺がひきこもりの親の会に参加してきたのは
自己顕示欲 承認欲求というのもあるだろうな
でもそれだけでは真剣な深刻なひきこもりの親達の相談の場では居られない
親達の話を聴いて参考になるかも知れない自分の経験や考えを一生懸命話す それを十数年続けてきた
登校拒否ひきこもりといっても自分とは違う性格や状況や環境、その人の状態段階がある
俺の経験や考えが絶対に当てはまるというわけではないから親御さん達と一緒に一生懸命考えていく
俺はそれが好きなんだ
親が子を想う気持ちを感じられて感動してこの世も捨てたもんじゃないと思える
だからひきこもりの親に会いに行く
葬送のフリーレンという漫画 アニメ化していたから観ていたが 魔王を倒した勇者パーティのエルフの魔法使いのその後の物語
長寿のエルフの魔法使いのフリーレンが勇者ヒンメルとの冒険の日々を思い出す
勇者ヒンメルは助けを求める人達がいると必ず人助けをする
仲間達は魔王を倒しに行くのが目的なんだから人助けはほどほどにして先へ進もうというが勇者ヒンメルは助けを求める人々をどんな些細なことでも助けてまわる
フリーレンが勇者ヒンメルに何でヒンメルは人助けをするの?と聞く
ヒンメルは少し考えて、自分のことを覚えていてほしいからかな と答える
俺もそうかなあとも思う
人のちっぽけな人生 孤独な淋しい人生
誰かに少しでも俺という人間がいたことを覚えていてほしいのかもしれない
ほんの少しでも誰かの記憶に残れたらいいと