久々の雪、それも大雪。
https://note.com/dadkoala/n/nd85393749dde
降り止まない雪で室内缶詰、ラジオを聴きながら、、、、
8時過ぎから懐メロとなるシューベルトのBGMが流れると、ああ日曜日だなあ、と心の奥で発条(ぜんまい)を巻きなおす。
モーロクして、数少なくなった憩いのとき。
「音楽の泉」は中学時代から、あるいは、もっと前から?耳にしていたと思ふ。
雨の日には兄弟で野球ができたバカ広い茶の間に真空管ラジオがあって、活動電気紙芝居もない頃は、時計代わりの存在だった。
当時を思い起こすと、茶の間の神棚の下にあった時計の発条を巻いていた父の後姿が浮かんでくる。もう、泉下となって久しいが、意外?と音楽好きだったと思ふ。
朧気な記憶だが、解説者の村田武雄氏から、現在の皆川達夫氏に交代する頃?ルービンシュタインの弾くピアノ曲に魅せられて、初任給から数年後にピアノを買った。安アパートから引越しを繰り返し、多分転勤は無いだろうと見越して中古マンションを購入した頃で、音漏れがしないようヘッドホンが使えるといふから某社の電子ピアノにした。
だが、これは大失敗だった。ピアノとは程遠い音で、キンキンとした電子音は、和音でのハモりがないことに気づかされ、その頃に結婚、ガキができてお稽古用にとフツーのアプライトを選んだ。
さて、今朝のラジオから流れたのはバイオリン曲
JSバッハ、「無伴奏バイオリン・ソナタ第2番イ短調」
続いて、
「無伴奏バイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004から「シャコンヌ」」
以前にもどこかでBLGしたけど、私は、ヴァイオリンよりも、ギターのほうが遥かにいいと信じている。 学生時代、どこかでそのスコアを見つけてきて、無謀な挑戦を繰り返した。どう工面したのか覚えていないが、オープンリールに録音されたセゴビアの演奏では11分程度、それが15分以上モタモタ。でも、この曲を弾くだけで満足していた。
人様の演奏を聴くのもいいだろうが、ただぼんやりと耳にするのと、下手でも、音を拾いながら気がつくのは、和音の流れの美しさ。プロは、指使いに苦心する箇所であっても、憎たらしいほど鮮やかに流している。
>>聴くよりも弾いたほうが楽しい曲というものがあるが、これなどまさにその部類である。弾き始めたその瞬間から、素人の小生でさえ、どこか神聖な気持ちにさせられる。
是は、検索でヒットした人様のBLG;http://barrios.cocolog-nifty.com/tsurezure/2006/01/post_d6ed.html
シャコンヌとは、>>スペインに起源する野性的,官能的な舞踊曲、ダンス曲。
語源はバスク語の”chocuna (「ひどい」の意)”。
16世紀後半に流行し,フランス宮廷バレエに入って優雅で洗練されたものになったとのこと。
このシャコンヌは、当時多くの曲があっただろうが、音楽愛好者一般にとって、シャコンヌといへば、この無伴奏バイオリン・パルティータ第2番ニ短調の中の第5楽章を指す。
バッハといへば、JS.バッハ、あるいは大バッハとも呼ばれる。
昔の音楽室には、白い鬘を被った厳しい顔つきの肖像画面があって、Wikiによるとオルガン奏者で、常に斬新な試みを繰り返し、千以上の作品を残している。
で、番組の最後に解説者から、最後のご挨拶あり。ふと、大分昔に、大木氏も同じことを言ってたことを思い出した。
御年92歳、まだ92歳、、、、なのに