インターネットに新しいコミュニケーションツールとしてTwitterが急速に普及しているにはご承知の通り。
非常に便利なツールであり、140文字という制限がある故に発信される内容も工夫が凝らされていたり、検索機能を使えば同じ興味や関心のある人とも簡単につながる。
ビジネスの側面ではほとんど広告費ゼロで情報発信が可能であるし、ネットショッピングへの呼び水ともなる。
事実、様々な企業、メディアがTwitterを使い情報発信し、自らに興味を持たされるための多様な取り組みがみられる。
そんな便利なTwitterであるが、何事も光と影があるのは世の常である。
光の側面だけ見ていては大きな過ちにつながることもある。
筆者が最も懸念しているのが個人情報の不本意な流出である。
たいていの人はある程度の情報を公開する前提でプロフィールを作成し、自分の顔写真を掲載している場合も少なくない。
しかし、その人がRTすることによって人間関係が把握され、RTされた人は発信者をフォローしている人に知られることになる。まあ、こうしたことを前提としてプロフィールを公開しているのであって大きな問題にならないとの見方もあるが、Twitterによる情報流出を恐れてアカウントをクローズした人も少なからずいる。
デジタルな情報発信はコピーが容易なだけに自分の情報発信が他の人の意図せざるところで公開される可能性もあり、RTなどは注意が必要かもしれない。
また、自分の発言に素性のよくわからないフォロワーがつくことも気になる。発信してくれた内容に興味をもっていただくのはうれしい限りであるが、それがどういう人でどういう目的かわからない場合は不安になる。
もちろんそういったフォローをブロックする機能も有しているが・・・
次に著作権の問題である。
第三者の発言や著作物から引用したもんをTwitterで発信することは著作権の侵害にあたると考える。
異論はあるかもしれないが、情報発信されたコンテンツの著作者はTwitterによる情報発信を許諾したのであろうか。これは複製権と公衆送信権の面で違法性が考えられる。というか引用の範囲を超えている場合は明らかに著作権侵害である。140字の範囲で引用は難しいかもしれない。必ずしもすべてが侵害とは限らないが、その要素は十分あると思う。
また、著作人格権の側面でも、著作者はTwitterによる情報発信、すなわちデジタル化された形での自身の著作物の改変を許諾したのであろうか。
また、リンク先のURLの紹介も果たしてすべてが許されるのであろうか?
リンクフリーを明記しているサイトは問題ないが、意図せざるリンクがされる可能性もあり、そういった点での配慮が必要である「。
Twitterによる情報発信は世の中を大きく変える力がある。
それだけに闇の側面も理解した上での利用がのぞまれる。
筆者の言うな自らのボヤキや愚痴はあまり問題にならないと思うがRTには注意している。
あくまで自分の言葉でつぶやくのがTwitterの原則であると思う。
インターネットの普及と著作権の問題は常に議論に「なるところである。
なお、筆者は決して素人の立場で法律の側面を提起しているわけではない。7たいした資格ではないが、国家資格の二級知的管理技能士としての見識に基づくものであり、知人の弁理士の解釈も参照したものである。
Twiterという新しいツールの使い方の一助になれば幸いである。