島「ヒト - 異端のサルの1億年」中公新書('16/8月)を読んでいます。実に多くの知識が得られます。

1。母系を示すミトコンドリアDNAの研究によると、アフリカ以外の民族は全てホモサピであり、2つのグループ、即ち日本人とその近縁、及びヨーロッパ人とその近縁とに分かれる(pp.204-205, 図9-2)。

2。コトバの起源は、咽頭構造の突然変異によることが定説となっているが、言葉を生み出すには、それまでと異なるコミュニケーションの必要性がなければならない。なぜ、ホモサピだけがコトバを獲得したのだろうか。ジェインズ(2005)は洞窟壁画がコトバの発達と同期している。動物の名前と文は1万5千年前としている。島説は、イヌを家畜化したことに始まると云う眠らないイヌと共同生活をするようになってヒトは安心して眠れるようになった。イヌの家畜化によってコトバが生まれた(1万6千年前、長江の南で)。イヌの家畜化は、イヌに残されたデンプン分解酵素が証拠であると云うところが面白い。デンプン分解能力は、野生のオオカミにはないのだそうです(pp.218-226)。

 

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