2週間ぶりに中医クリニックに行ってきました。
じっくり1時間かけて問診と治療。
この2週間の変化について改善した点、変わらなかった点を報告し、
西洋医学と違って、じっくりと問診してくれ、症状を聞いてもらえるのでありがたい。
■改善点
・指先が温かくなった。
・生理が26日周期と正常に近づいた。(28日が自分の正常だった)
・うっぷうっぷと膨満感によるゲップがなくなった
・ガスがたまっていて、おならが出そうな感じがなくなった
・尿の色が濃い黄色から透明もしくは薄い黄色に変わった
・時間になったらご飯を食べたいと思うようになった(食欲不振の改善)
■変わらない点
・指先関節が痛い
・便は相変わらず軟便
・左目の涙袋あたりの乾燥があった(6/9~11)
■診察と治療
左オデコ上あたりの頭痛、左目の下涙袋あたりの乾燥、鼻の左側の皮膚の軽い乾燥は、経絡がつながっているので、そのあたりの血行不良が原因になるのではないか?ということで、左足の甲に鍼治療。
左手中指、薬指の第一関節外側の関節痛に関しては、鍼治療で対応。
■処方
新たな処方を14日分(14種類)頂きました。
8種類は変わらず、1種類が再度処方、5種類が新たに変わりました。
①黄芪(おうぎ)3回目の処方→消化器系の不調、むくみに用いる。
②当归(とうき)3回目→血の働きを調和する作用があり、貧血、月経不順、腹痛などに用いる。
③白术(びゃくじゅつ)3回目→脾を補い、気の働きを強める。また、利尿作用により余分な湿を体外に排出する。
④盐杜仲3回目
⑤陈皮(ちんぴ)2回目→胃腸の働きを改善する
⑥白芍(びゃくしゃく)2回目→脾胃の不調を改善し、たまった湿を乾燥させる。補血を補助する。
⑦茯苓(ぶくりょう)2回目→下痢、嘔吐、むくみなどに適用
⑧桂枝(けいし)2回目→脾陽気の流れを改善し、痰湿を尿から排出させる、経絡を温める効果もある→軽い皮膚疾患向け
⑨柴胡(さいこ)(再び)2回目→鎮静、鎮痛作用があり、みぞおちのつかえ感、緊張感を抑えるのに用いる。
⑩姜厚朴(きょうこうぼく)
⑪炙甘草(しゃかんぞう)→腹部の痙攣屋痛みを抑えるのに用いる。脾を補って、気を増加させる。生薬同士の作用を緩和させる。
⑫醋五味子
⑬党参
⑭升麻
■覚書
熱(陽気)の量が過剰になりすぎたり、反対に少なすぎた状態を改善するのが陰陽(寒熱)に関する漢方。
熱が不足する原因として、陽虚体質(陰が強い状態)、血瘀などがあげられるが、これを改善するのが熱を増やす温陽薬。
熱には気、血、津液の生成を助ける働きがあり、気虚や血虚、陰虚など、虚証(不足した状態)の改善にも使われる。
また、気、血、津液が体内を巡る原動力になっているため、気滞、血瘀、痰湿といった巡りの悪い状態の治療にも使われる。
