学生団体eat_happy ~食から農の魅力を伝えるイベント集団~ -8ページ目

学生団体eat_happy ~食から農の魅力を伝えるイベント集団~

「おいしいものを食べれば、誰だって楽しい!」
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みなさんこんにちは!
リオ五輪、日本人選手の皆さん頑張ってますね!勇気がもらえる気がします!
さて、今週はオクラについて書いていきたいと思います。

◎オクラのプロフィール
オクラはエチオピアの近くが出身地だといわれています。
アフリカの方で暑い地域なので、日本の夏のような暑い気候で良く育ちます。

日本では、夏が終わると枯れてしまう一年草のイメージが強いと思いますが、原産地では何回も実をつける多年草だそうです!

「オクラ」という名前はガーナで使われている言葉が語源らしいです。
また、全国的にはオクラと呼ばれていますが、沖縄や鹿児島、伊豆諸島では「ネリ」と呼ばれているそうです!ねばねばするからなんでしょうか?


◎オクラの栄養価
オクラのイメージといえば、あのネバネバですよね?

あの中には実はとても体に優しい成分が含まれています。
食物繊維、ビタミンA、B1、B2、C、ミネラル、カルシウム、カリウムなどが含まれていて、コレステロール低下や夏バテ防止に効果があるそうです!

ネバネバが苦手な方は、てんぷらにしたり、酸味の水に浸けたりすることでネバネバが抑えられるそうです!


◎あなたは星さや派?丸さや派?
オクラは、サヤの形で大きく2種類に分けられます。
一つ目は普段スーパーで見かける星形のサヤのオクラです。
見た目にもかわいいですよね!
しかし星形は育ちすぎると固くなりやすいという特徴があります…

すみません…画像が縦向きに表示できなくなってしまいました…
サヤに角があるのが見えますか?


もう一つですが、丸いサヤで、育ちすぎても固くなりにくいオクラです。
家庭菜園で、一回にたくさん採れても困るという場合は丸いオクラをおすすめします!

丸っこくてサヤに角がないのがわかりますか?


◎オクラの姿
ところで、オクラが育っているところは見たことありますか?

オクラの花はすごいきれいなんですよ!
というわけで、オクラの姿大公開です。

まずは葉っぱ!結構大きくなって…


手と比べるとこんなサイズになります!

そして花!
葵の仲間で、個人的に大好きな花です。



◎オクラネットの秘密
スーパーで売っているオクラが、緑のネットに入っているのを見たことありませんか?

あれは、オクラの緑色をきれいに見せるためです。

知らず知らずのうちに現物よりきれいな緑だと錯覚してしまっているのです!


◎小畑の失敗談コーナー
オクラはすごく強くて育てやすい野菜なので、失敗して枯れた!みたいに派手な失敗は今まで経験してません…

考えた結果、「取り遅れて固くなってしまった」くらいしかりません!
でもこれが結構重大です。

オクラは成長が早く、一日取り遅れたらもう食べられないような固さに育ってしまう野菜です!
だから、余裕をもった収穫を心掛けないと、最悪の場合固くなって尖ったオクラの先端が喉に刺さります(笑)
数年前刺さりました。痛かったです。

ちなみに、どれだけ成長が早いかというと…

このサイズのオクラが


数日でこうなってしまうくらい成長が早いです。

今が旬で栄養豊富なオクラ。
ぜひ柔らかいうちに食べてください!
それでは今週はこれで失礼します!

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みなさんこんにちは!
一昨日、テストが全部終わって夏休みに入りました!
夏休み中も毎週日曜日に、 eat_happy のわたくし、小畑がブログを更新していきます!

さて、今週はキュウリについて掘り下げていきます!
キュウリ、思い出深い野菜です…

◎キュウリのプロフィール
キュウリは、平安時代前後に中国から伝わってきたといわれています。
ほぼ同時に北と南から、それぞれ特徴のあるキュウリが伝わってきました。

今ではパリパリのキュウリが大人気ですが、江戸時代まではまずくて食べられない!少し毒があるんじゃないか?などと言われ、あまりなじみませんでした…
潮目が変わったのは幕末。砂村 ( 現在の東京都江東区 ) で品種改良が進み、成長が早く、味も歯ごたえも良いキュウリができて、一気に人気に火が付きました!
現代のキュウリに近い品種ですね!


◎キュウリの栄養
キュウリは「世界で最も栄養が少ない野菜」としてギネスに登録されたとか言われてますが…
実は意外とお役立ちな成分を含んでいることが、最近わかってきました!

その一つが、ホスホリパーゼという酵素で、脂肪の分解を助ける働きがあるそうです。


◎キュウリの色々
お店に並ぶキュウリは緑色の物ばかりなので、キュウリは緑色しかないと思っている方も多いのではないでしょうか。
実はキュウリにもたくさんの種類があるのです!

例えば、農大のキャンパスがある神奈川県には、「相模半白胡瓜」というキュウリがあります。半分くらいら下が白くなる品種です!

ちなみにこの白いの、ブルームというもので、昔農薬が付いたままなんじゃないの?と消費者に疑われ、今の品種では出ないように栽培されています。
キュウリが自分の水分を守るためのものなので、ブルームがないほうがキュウリにとって不自然な状態です…

大仏とシカで有名な奈良県には「大和三尺胡瓜」という胡瓜があります。35cmにもなるきゅうりだそうですよ!

そして沖縄には「赤毛瓜(アカモーウィ)」という胡瓜があります。珍しい野菜をネットで調べたときにこのキュウリの写真を見て衝撃を受けました(笑)

※画像はつる新種苗さんより引用


◎キュウリを見る眼
お店に並ぶおいしそうなキュウリ。でも本当に新鮮なんでしょうか?
今回から新鮮な野菜を見分けるポイントを書いていきます!

キュウリの鮮度はイボが命です。

採れたてのキュウリの写真ですが、イボがとげとげしているのがわかりますか?
このイボを折ったらすぐに鮮度が下がってしまいます…
だから、収穫したキュウリは

このように、イボのない一番上を持ちましょう!

スーパーにおいてあるキュウリでイボが残っているのは少ないと思いますが、イボが残っていたら最高に新鮮です!
イボがなかったら、
・緑が濃いもの
・しわがないもの(水分の抜けていないもの)
(・ヘタから液体が出ているもの)
収穫すると切り口から液体が出てくるのですが、イボ同様にスーパーに並ぶ段階ではほぼ乾いてしまうので。やはりレアケースです。



◎こはたの失敗談のコーナー
実に一ヶ月ぶりに復活したコーナーです!(肥料編は簡潔にまとめられず、コーナーを断念してました…)
キュウリでの失敗には、色々助けられて来ました…

まず失敗した話ですが、数年前の夏真っ盛りのころ、そろそろ収穫が始まる!
というタイミングで全部のキュウリを枯らしてしまった“事件”です。
キュウリの根は浅く広く張って、土の乾燥に敏感です。
だから、乾燥を防ぐためにマルチや草マルチをひくのですが…
その時の僕はそんなことを知らず、地面をカラカラにして枯らしてしまいました…
「接ぎ木※」という方法で根を強くした苗も買えましたが、当時は自分で種子から育てる!
と無茶をした結果こんな結末になってしまいました…

ちなみに失敗に助けられたと言うのは、雑談のなかで話したり、大学の面接や貸し農園のバイトの面接で話すネタができたことです(笑)
あなたがこれまでした失敗で印象深いことはなんですか?
→キュウリを枯らしたことです。
と即答してます(笑)


今週はここまでです!
熱中症に気を付けて、来週の更新も楽しみにしてください!

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※接ぎ木とは、根の部分だけほかの品種や野菜に取り替えたもの。キュウリにはカボチャやユウガオが主に使われる。

皆さんこんにちは!明日から一週間テストの小畑です。
今の心の支えは、一週間乗り切った後の夏休みのみって感じで生きてます…

さて、7月最後の日曜日(というか7月最後の日)の更新は肥料の使い方についてです!
主にプランターなどで家庭菜園をしている方や、お花を育てている方に向けて書いていきます。
こちらも併せてお読みください。
あなたの知らない 肥料 の世界!!
あなたの知らない 肥料 の世界2!!
あなたの知らない 肥料 の世界3!!

◎よく使う肥料のおさらい
7月の肥料シリーズで、化学肥料有機質肥料があって、それぞれ特徴が違うということをお伝えしてきました。ではいよいよ実践(?)です!

まずは化学肥料についてです。
これは工場で作られて、成分が一定に調整された肥料です。癖がなく、肥料に表示してある通りに効くので使い勝手の良い肥料です。
種類も豊富で、目的に合わせて種類や量が調整できます。
(あなたの知らない 肥料 の世界2!!に詳しく書きました。)

次に有機質肥料について。
この中でも「肥料」と「たい肥」に分かれます。
有機質肥料のほうでは、「発酵」しているかしていないかで効果が大きく変わります。
発酵していない肥料を使うと、せっかくの肥料の効果が出ないどころか、逆に野菜のための栄養を吸ってしまいます!
発酵している肥料だとしっかり肥料としての役目を果たしてくれます。

次にたい肥ですが、牛のフンや植物のごみを発酵させたものがこれに該当します。
たい肥は、土をふかふかにして、土の中の微生物を増やし、植物が根を張りやすくする役割があります。
(あなたの知らない 肥料 の世界3!!に詳しく書きました。)


◎化学肥料の使い方
「肥料」というとほぼ化学肥料を指します。
ホームセンターでも化学肥料の割合が高いです。
そんな化学肥料をうまく使いこなすにはどうすればよいでしょうか?

まずは肥料の袋の裏を見てください。
たいていの肥料は裏に使う量の目安が書かれています。
ちなみに、ホームセンターで売っている大きい袋(20㎏入りとか)を買うと使い勝手が悪いので、100均のなかの肥料コーナーで買うのがよいと思います!

100均の肥料は使い方がわかりやすく書いてあって使いやすいデスネ!


まずはプランターに必要な量の肥料を用意します。次に土とよく混ぜます。土の中にかたよりがあると、うまく育たないことがあるので注意です!
しっかり混ぜられたら、もう土の準備は大丈夫です!

化学肥料は、基本的に「早く効果が出てすぐに切れる」と思ってください。
野菜の様子を見ながらですが、2~3週間に一回くらい肥料を追加してあげるとよく育つはずです。


◎有機質肥料の使い方
有機質肥料は必ず発酵しているもの(発酵油粕とか発酵鶏糞とか)を用意してください!
プランターは根が張れる場所が限られているので、土の中で発酵するときの悪影響が大きいです。
最初の使い方は化学肥料と同じで、土と混ぜて終わりです。

有機質肥料の特性として、「ゆっくり長く効く」ことがあります。
なので、多少入れすぎたかな?と思っても意外とちゃんと育つことが多いです!


◎たい肥の使い方
たい肥についてですが、プランターではほとんど必要ないです。
理由としては、畑と違って土を入れ替えればすぐに良い土に戻せるからです。
たい肥を使うのは、同じ土を何年も使う予定の時、と考えておけば大丈夫です!

ちなみに、僕は街路樹が原料の堆肥を使っています。

長かった肥料月間も今回でおしまいです!
来週からはまた野菜の話を書いていこうと思っているので、ぜひ読んでください!
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