学生団体eat_happy ~食から農の魅力を伝えるイベント集団~ -5ページ目

学生団体eat_happy ~食から農の魅力を伝えるイベント集団~

「おいしいものを食べれば、誰だって楽しい!」
eat_happyは食から「楽しい」を繋げていく団体です。 
各種イベント参加者募集中!twitterアカウント→eat_happy_pr

皆さんこんにちは!
農大の一大イベントである収穫祭が近づいてきて、いろいろ忙しく飛び回っている小畑です。
10月29日、30日に厚木キャンパスにいるのでぜひ来てみてください~(笑)

さて、今週は10月第一週です。
これまでの日曜ブログをガラッと転換しようと思います。
より、楽しんでもらえるうに、
より、身近な話題を。
今までの「農」だけの内容ではなく、「食」も絡めて書いていこうと思います!

お気づきかと思いますが、まずはタイトルを「食べてみて!秋の味覚ナシ編」に変更しました!
このタイトルも、内容に合わせて毎週変えていきます。


さて、食欲の秋ですね!
皆さんの思う秋の味覚は何ですか?

リンゴ?カキ(果物のほう)?カキ(貝のほう)?

今回はナシについて書いていこうと思います!
思えばこのブログシリーズ始まって初の果樹類ですねぇ…


◎主なナシの種類
皆さん、種類はわからなくても一度は食べたことがあると思います。
味が思い出せるなら、もしかしてこの記事でわかるかも!?

まずは王道の豊水幸水!!
幸水は夏の盛りが旬です。
秋の味覚」のイメージですが、フライングして出荷されます。
豊水は、8月の終わりからが旬です。
ややフライング気味ですね(笑)
食感が柔らかで、ナシといえば豊水という人が多いのではないでしょうか。
ちなみに今もスーパーに並んでいますが、貯蔵技術が向上したためです!
科学のたまものですね!

次いで鳥取が主産地、二十世紀
二十一世紀の今時に何言ってるんだ、と言われそうな名前のナシです。
僕の実家が鳥取の隣、兵庫県なので、僕の中でナシといえば
二十世紀です!
緑色のナシで、なんと千葉県のゴミ捨て場で見つかった品種です!

さらに南水
ほかの品種と比べるとやや小さめの品種です。
スーパーで比べてみると大きさの違いが分かると思います!

そして新高(にいたか)
昭和2年に育成された品種で、昔ながらのナシです。
たまにスーパーで見かけます。

最後にあきづき
9月下旬からが旬の、最近完成した品種です。
新高と豊水を交配した品種です。


◎おすすめの食べ方
先日、お世話になっている農家さんの、島崎さんとコラボしてナシイベントをやりました





そこでは、ナシを生で食べるだけじゃなくナシのコンポートを作ったり、コンポートをパイ生地で包んだナシパイを作りました!



加熱するとシャリシャリ感は少なくなりますが、しっとり
新しい食感が楽しめます!
イベントではピザ窯と炭火で焼きましたが、パイシートと
オーブンがあれば作れるので
ぜひ!
食べてみてください!



◎実際に生で食べてみた。
今回用意したのは、南水新高、そして記憶の中の二十世紀です!
南水…甘い、甘い、超甘い!!
今が旬ということもあるのか、味も甘いし、鼻に抜ける香りもすごく甘いです!
歯ざわりが柔らかくてシャリシャリ感が少ない品種ですが、
個人的にはもっとシャリシャリしたナシのほうが好きです。

新高…固い!シャリシャリ!!
「昔のナシ」とよく言われていますが、確かに今の品種とは
全く違う歯ざわりです!
しっかりした固さがあって、シャリシャリ感もすごく強い品種です。
個人的に、最近の品種よりもこっちのほうが好きです。

二十世紀…果汁豊富で甘さ穏やか!!
いまが旬のはずなのにスーパーになかった品種。
やっぱり関東で売れないのかなぁ…
甘さは穏やかですが、酸味が強いわけではなく個人的に
食べやすい品種の一つです。
シャリシャリとした食感で、果汁が口いっぱいに広がります!

ナシを買う機会があったら、ぜひ品種まで見て買ってみてください!
そして余裕があればぜひ何品種かで食べ比べてみてください!





◎ちょっとしたお知らせ
まだ詳しい情報を出せませんが、秋新歓の開催が決定しました!
詳細が決まり次第、ブログやSNSでお知らせしていくので、
こまめにチェックしてみてください!


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みなさんこんにちは!

数日前に風邪ひいていた小畑です。

季節の変わり目、ルルと玉子酒が手放せなくなりそうです(笑)

 

☆大事なお知らせ☆

半年近く読んでいただいたeatの日曜農ブログですが、このたび10月よりタイトルも内容も一新して再始動しようと検討中です。

新しいeatブログを、改めてよろしくお願いいたします。

 

さて、今週はこれからが旬のコマツナについてです。

 

◎コマツナのプロフィール

コマツナは、東京都江戸川区の小松川近辺で品種改良されたことが名前の由来です。

古くから関東で栽培さてましたが、今では関西にも広がり全国区の野菜です!

 

最近は一年中栽培・出荷されていますが、本当の旬は冬の寒さに当たったものです。

 

 

◎コマツナの栄養

βカロテンやビタミンK、ビタミンC、カルシウムやカリウムなどを豊富に含んでいます。

ホウレンソウとよく比べられますが、βカロテンはホウレンソウより4倍も多く摂れ、ビタミンCも、コマツナは生で食べられることから結果的に多く摂れるとされています!

 

 

◎たかがコマツナ、されどコマツナ

みなさんは、コマツナとホウレンソウどっちが好きですか?

癖のないコマツナと筋張りを感じないホウレンソウとで意見が分かれると思います。

 

では、コマツナの筋張る感じは一体どこに原因があるのでしょうか。

なんと、その原因は人間にあります。

 

昔、コマツナは茎が弱くすぐに折れてしまうため、長距離の輸送には向いていない野菜でした。

しかし、遠くまでおいしいままで運びたい!というのが人間の欲。

輸送方法が大きく変わらないなら野菜の性質を変えてしまおう。

そんな発想だったんじゃないかと思っています(笑)

 

あるとき、コマツナとチンゲン菜やタアサイを交配(受粉)させて茎のしっかりしたコマツナを作り出そう!

と思った人が、実際にやってしまいました。

その効果で、袋に入れて運んでも茎がしっかりしている「コマツナ」が完成しました。

 

 

◎おいしい昔のコマツナを食べるには?

今市販されているコマツナは、種子も青果もすべて改良された品種です。

なので、自分で育てるためにはネットで種子を買うしかありません。

 

実際に買って育てたことがあるのですが、土が悪くてあまり大きく育ちませんでした。

少し違うかな???程度の感じになってしまったので、今度余った種子で立派な小松菜を育てます!

みなさんも、プランターで簡単に育てられるのでぜひやってみてください!

 

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みなさんこんにちは!

宮崎で人の温かさと大自然に触れてきました、eat_happyの小畑です!

 

日曜日に、お世話になっている農家さんでイベントをしたのですが、その帰りが思いのほか遅くなってしまいました…

今回は月曜日午前0時半の更新になります…

 

さて、先週のハクサイに引き続きクルクル結球する野菜、キャベツについて書こうと思います。

 

◎キャベツのプロフィール

キャベツはヨーロッパ出身の野菜です。

古代ローマやギリシャでは、胃腸の調子を整える薬草として育てられていました。

 

日本には幕末に入ってきました。

当時は外国人居留地で育てられ、日本人が口にすることはなかったそうです。

その後、北海道や軽井沢で少しずつ普及してきたのですが、日本人にはまだまだなじみの薄い野菜でした。

 

では、今のように当たり前の野菜になったのはいつだったのでしょうか?

転機は戦後でした。

食料増産と食の洋風化に伴ってキャベツの需要が激増し、1980年代にはダイコンとほぼ同じ生産量(キャベツ130万トン、ダイコン180万トン)にまでなりました!

 

 

◎キャベツの栄養

ます、キャベツと言ったらビタミンC!

日に当たるとできる成分なので、外側の葉っぱのほうに多く含まれます。

およそ3枚で成人の一日摂取量が摂れます。

 

食物繊維もキャベツの代名詞的成分ですね。

しかし、含有量は意外と多く無く、ピーマンやニンジンより低い可食部100gあたり1.8gです。

 

ほかに、キャベツに多く含まれているのはビタミンUという成分です。

ビタミンUは別名「キャベジン」と呼ばれ、胃液の分泌を抑え、粘膜を修復する効果があります。

胃腸薬にも配合される成分なので、古代ローマで「薬草として」栽培されたのも納得です。

 

 

◎面白いキャベツたち

「キャベツ」と一口に言っても色・形・大きさが様々です。

 

ところでザワークラウトって知っていますか?

ドイツの家庭料理で、キャベツを乳酸発酵させたものです。

そのザワークラウトに長らく使われている品種が、「フィルダークラウト」です。

 

てっぺんがとんがった珍しいキャベツです!

ちなみに今年の春育てて、見事虫にやられました…

 

札幌大球甘藍…巨大!なキャベツで、北海道で加工用、家庭用に盛んに栽培されていたのですが、核家族化とともに消費量が少なくなり、今では食べ切りの小さいキャベツに押されてしまっています。

 

毎週書いてて思うんです。

珍しい色の野菜はカラフルで目に楽しいな、って。

でもキャベツの場合、紫キャベツが一般化しすぎて珍しさがそこまでないデスネ…

pHの実験で使ったりもするそうですね!

 

 

 

◎春キャベツっておいしいけど、何が違うの?

柔らかくておいしい春キャベツ。葉がしっかりしていて、煮ておいしい秋冬キャベツ。

どちらも季節の味ですよね。

 

実はこの二つ、育てるうえで大きな違いはありません。

春用の品種でも、秋冬収穫できるものが多いからです。

 

気候による変化だと思うのですが、春キャベツは甘味が強く、結球が緩いのが特徴です。

一方、秋冬のキャベツは寒玉と呼ばれ、ぎっしり強く結球しているのが特徴です。

寒さに耐えるために強く巻いて春を待ちます。

 

◎小畑の失敗談のコーナー

キャベツはいろいろな病気にかかります。

多くは雨ではねた泥と、虫に食われた跡から感染するので、しっかり対策しておきます。

しかし今年は、虫対策はしたものの泥の対策をしていませんでした。

すると、キャベツの葉の付け根が白くなりはじめました。

 

ヤバい!と思って根っこから引き抜き、外の葉をはがすと真っ白に!

カビの胞子に感染した、菌核病かなぁと思いながら泣く泣く、適切に処理しました…

 

 

これから寒くなって、野菜が糖分をため込み始めます。

お野菜も人間も病気に気を付けて過ごしましょう!

 

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