靖国という場所 | 幸福就好 ハルビンから来たお嫁さん

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中国人の奥さんとのお話しを書いていきます。
同じように中国人女性と国際結婚した男性や、
これから結婚を考えている男性の参考になればいいのですが、、、
中国語は勉強中なのですがまだまだです。
日中両国が真の友人になれますように!(=´∀`)人(´∀`=)

靖国神社が韓国人に
焼き討ちにあいました。

中韓にとってヤスクニは
日本軍国主義の象徴です。
この事件はいろいろと
政治利用されるでしょう。

僕らみたいな
「戦争を知らない子供たち」
は靖国神社をどう捉え
同世代の中国や韓国の人と
接すればいいのでしょうか。

それには、まず
靖国神社とはなんだ?
を知らないといけません。

この場所は
戊辰戦争を官軍として、
はたまた西南戦争を政府軍として戦い、
命を落とした将兵を、神様としてまつる場所です。
日本国内の内戦で勝利した
薩長を中心にした官軍側の施設です。
負けた側の賊軍や反政府軍の将兵は
まつられてません。

兵隊じゃないですが幕末の志士なんかも
まつられており
坂本龍馬や高杉晋作や吉田松陰なんかも
います。

しかし、一方で、日本人に最も人気のある
志士と思われる西郷隆盛はいません。

彼は下野し
反政府軍の大将として西南の役で
亡くなったからです。

日本のためにあれだけ働いた
西郷隆盛がまつられていない、
という一点だけでも、靖国神社は、
完全に時の権力者の統治ツールで
あることがわかります。
政教分離とは程遠い施設です。
政教完全一致の施設と言ったほうがよいです。

なんせ、抗日戦争で戦死した中国兵を
靖国にまつらない(当たり前ですが、、)
のと全く同じ理屈で
西郷隆盛もまつられていないのですから。
いろんな意図がまるわかりの場所です。

日清日露、大東亜などの対外戦争では
大陸や太平洋の孤島で死んだとしても
国の大義に殉じた戦士は
すべからく神として九段の靖国に帰れる、
と教育し、
靖国で会おう!
が、戦友間の約束でした。

僕は、戦場のあちこちで
この約束があったことを知ってるから
どうしても靖国神社を否定できません。
彼らの約束の地を否定できないのです。
情緒の問題です。
僕は彼らと一緒に一生騙され続けようと
思っています。

と、いう具合に
日本人にとってもわかりにくい施設
なので、
中韓の人にとっては
単純に、
軍国主義の象徴、
と映るのもしかたのないことです。

でも、靖国神社には
あなたがたには理解しがたい
上述したような
日本人の情緒の問題があります。

この問題を消化するのには
200年くらいかかります。

なので200年くらい黙ってて欲しいなあ、と思います。