救命救急センターを守れ! 大阪府に申し入れ 日本共産党 | だばなか大介オフィシャルブログ Powered by Ameba

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日本共産党河内長野市議会議員 だばなか大介

3月30日、大阪府庁を訪問し、日本共産党・宮原府議とともに、大阪南医療センターに救命救急センターをつくることを視野に入れ、南河内に3次救急を府の責任で確保するよう求めました。

 

 

申し入れたのは次のとおりです。

 

    南河内医療圏域に府の責任で3次救急の確保を求める要望書

 近畿大学附属病院の堺市泉ヶ丘への移転問題で、河内長野市民に大きな不安が広がっています。
 近大病院は、2016年1月の移転報道以降、300床の2次救急・小児科・産婦人科などは残すとしてきました。
 しかし2017年11月、近大病院は全てを泉ヶ丘に移転し、大阪狭山市から完全撤退することを突然公表しました。
 南河内医療圏域での3次救急は、現在、近大病院だけです。2017年度に河内長野市から近大病院に救急搬送された患者は826人、そのうち救命救急センターに搬送された方は119人です。移転すれば今より5分程度は搬送時間が延びます。特に脳卒中や心筋梗塞などの患者は1分1秒を争うため、近大病院の救命救急センターは南河内の命の砦となっています。
 府は「泉北ニュータウンの人口減少と高齢化対策のために近大病院を泉ヶ丘駅前に移転する」と言っていますが、そのために南河内医療圏域から3次救急をなくすやり方は許されません。
 府は保健医療計画で各医療圏域に3次救急の確保をめざしてきました。近大病院を移転するのであれば、大阪南医療センターでの3次救急の受け入れなども視野に入れて南河内の救急医療体制に責任を持つべきです。
 ついては、下記の通り要望します。

 記

1、南河内医療圏域に府の責任で3次救急を確保して下さい。
 

 

申し入れの中で、大阪府は「南河内医療圏域に3次救急機能が無くなることは把握している」「泉ヶ丘に移転しても南河内から3次救急の受け入れは近大にしてもらうが、河内長野市、千早赤阪村については搬送時間が長くなることは間違いない」としながらも、「全体を見れば仕方が無い」などというので、「全体を見れば仕方が無い」ではない。府の責任で大阪南医療センターに3次救急機能を持たせるなど、南河内に3次救急を確保するうよう強く申し入れました。

府は空白期間を短くしたいと答えるに留まりました。

また具体的に3次救急確保に着手するよう求めました。

府は救急懇話会取上げる答えましたが、こちらが特別に臨時開催を求めましたが、とりあえず定例会でと譲りませんでした。

 

1分1秒をあらそう救命救急の搬送時間が伸びることや、老夫婦で片方が入院した場合、泉ヶ丘まで通うことは、生活を破壊されること、市民の不安に寄り添い、府民の命を守る責任をもつよう求めてきました。