本日26日の臨時教育委員会で小学校の道徳教科書に日本文教出版が採択されました。
事前の情報では、傍聴席は出版社も来るので通常6席が18席に拡大される、それ以上は抽選との事でした。市教委は事前に25人の傍聴控え室を用意していました。9:45分までに傍聴に来られた方は29人。市教委からは29人全員を傍聴に入れると説明がありました。
教科書選定委員会の評価の合計点は
日本文教出版、23点
光村図書、22点
学研、21点
東京書籍、19点
学校図書、19点
光文書院、19点
教育出版、18点
あかつき、17点でした。
ただし、評価については市独自の観点が加えられています。
審議の内容は大きく「現場の教員が使いやすい教科書に」と言うことで最終的に教科書選定委員会の答申で一番点数の高かった日文に決まりました。
昨年の育鵬社採択の議論では「市教委の考えだけ」で選ばれたので、「現場教員が使いやすい」で選ばれたことは一定の前進があったと思いますが、教科書センター等に寄せられた市民の声が議論の対象になったかというと、ほぼゼロでした。
出された資料では、寄せられら市民の声は50人以上はありました。傍聴や市民からの意見の数は前回の育鵬社採択時を遙かに上回ったことが一定の前進をつくったと思います。しかし依然として市民の声を平然と無視しまう点ではまだまだです。
教科書・給食・親学・・・あらゆる面で市民が監視し、偏った思想に暴走する教育委員会をまっとうな組織に変えなければなりません。