昨日、「金剛・葛城自然エネルギーの会」主催で
小水力発電(マイクロ)の実証実験が千早川ます釣り場の協力のもとで行われました。
最初に代表の長尾正典さんから、あいさつがありました。
「原発から脱却すべき
昭和30年代には大阪に6ヶ所の水力発電所があった。
(なんとその中でも5カ所が南河内。滝畑第一発電所(120kW)、滝畑第二(82kW)、千早第一(110kW)、千早第二(100kW)、水分(100kW))
地域の特性を生かしエネルギーの地産地消を目指している。」
と挨拶
千早川ます釣り場の井関さんからは
「70年前からニジマスの養殖をしている。
昔は水車を使って、冷蔵庫の電気を作っていた。子供心に水の力はすごいと思ったことを覚えている。
千早川は水量は少ないが、落差はある。
実用化し自分のところで電気をつくりたい」
とお話がありました
青木関西外大教授からは
「日本は水力発電が向いている。安定した風力は北海道ぐらい。
太陽光を1とすると、風力は10、水は重たいので、水力は1000倍のポテンシャルを持っている。
今回の発電機は、鹿やイノシシ対策など電気がないところでの携帯型に向いている。自然エネルギーを活用すべき」
とのお話がありました。
発電機のプロペラ。発電機は風力発電用、3相発電機
水は18m上から50mmのパイプで運んでいます
発電機をはずした時の、水量はこんな感じ
残念ながらレギュレーターのヒューズが飛んでしまって何W出力しているか、計れなかったのですが、1相で50Vほどの出力
前回の実験では
54W出たそうです。
質問で採算性は?の質問がでました。
買い取り価格の変動にもよるが、今回のシステムでは2年ぐらいで減価償却できるとのことでした。
吉井英勝前衆議院議員も来られていましたので記念撮影
河内長野市・千早赤阪村の職員、毎日新聞社も来られていました。
わざわざ、人類と共存できない「原子力」から電気を作る必要はありません!
ちなみに「なくせ原発!河内長野デモ」は6月11日17:00、中村池公園集合です。
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