生活保護費横領事件等に関する特別委員会 | だばなか大介オフィシャルブログ Powered by Ameba

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日本共産党河内長野市議会議員 だばなか大介

先日お知らせした 、改選後初の特別委員会が開かれました。


初回の内容は、ほぼこれまでの経過報告でした。


次回は9月11日PM1時から開催予定で


第三者委員会の答申の中身などです。



日本共産党が今回の委員会の最後に少しだけ触れておいたことがあります。



それは、第三者委員会の答申で、先日お知らせしたことに合わせて、もう一つの大切な部分です。


答申の生活福祉課の人事についての下りで


・・・配置される職員は、有能な人材が求められる。しかし、残念ながら、生活福祉課への配置を希望する職員は乏しいようである。そこで、職員に対するインセンティブを高めるため、長期的には、生活福祉課への配置が人事考課上有利に働くような人事評価を検討することも一つのあり方と思われる。この点の検討を願いたい。


との部分です。


先の特別委員会での参考人も同趣旨のことが語れました。


「生活保護課へ職員が行きたくない」との問題です(文末に議事録を転載)。


「福祉行政」特に生活保護行政は憲法25条に基づく行政であり、まさに自治体の基本中の基本ともいえる部署です。困った市民の暮らしに寄り添って進める、もっとも公務員として「やりがい」のある部署でなければなりません。


その部署への希望が少ないというのは、自治体の構えに大きな問題があるといえるし、当局の評価が低いとともとれます。


仮に、市民へ痛みを押し付ける行革を確実に推進する部署や、市民の声より市財政を守る仕事を進める部署、職員数適正化の名のもとに職場の実態を無視した職員を削減する部署、などだけが高くが評価される市であれば、その自治体は「福祉の心」を失ってしまいます。


過去から「行革モデル都市」と言われ、民営化を極端に進めてきた河内長野市。


各部署からの市民の声は届きにくい構造になっています。


「市民のための市役所に」日本共産党の主張です。


この答申もあわせて、今回の事件の一番奥底にある原因、再発防止にむけ引き続き、論戦を進めます。


///参考人招致の際の議事録の転載////////////////////


○委員長
 よろしいですか。
 ほかに別にないようでしたら、これで質疑は打ち切りますが、参考人に、何かこれだけはちょっと一言言っておきたいとか、またほかに感想などありましたら発言いただいて結構です。
 参考人。
◎参考人
 私もケースワーカーの出身なんで、ケースワーカーの気持ちが十分わかるつもりでおります。ただ、私も課長のときにケースワーカーになりたいかと言うたら、職員みんな嫌やと言うんです。それで、ケースワーカーの出身の人間が査察指導員になるのがベターやということで、ケースワーカーの出身の人間に、おい、主幹に上げるから、上げて査察指導員になってこいやと言うたら、査察指導員だけにはなりたない。そういうような雰囲気が庁内的にもありました。私もケースワーカーの何遍も言いますが、出身なんで、やっぱり福祉っていうのは大事かなと、特にケースワーカーは最後の大事な砦。だから、上司も含めて全庁的に生活保護のケースワーカーを大事にしていただきたいし、伸ばしていくようにしていただきたいし、それだけのしんどい仕事をしてるなという理解をお願いして、やっぱりこういう問題も乗り越えながら、あと職場がきっちりいってくれればという希望だけ、貴重な時間をいただきまして話させていただきます。どうもありがとうございました。


前回の議事録8回分 ←ココ


参考人招致は12月26日分です