こんにちは。
多聞です。
「あの人は、本当に品があるな。
うらやましい」
「あの人は、会うたびに
気高い雰囲気を感じる」
誰かを見て、
このように思ったことはありませんか?
私たちはなぜ、
ある人を見たときに、
そのような印象を受けるのでしょうか。
顔立ちが整っているからでしょうか。
それとも、
お金に余裕があるように
見えるからでしょうか。
もちろん、
外見や服装、経済的な余裕が、
ある程度影響することもあるでしょう。
しかし、
似たような外見や条件を持つ人でも、
すべての人から
同じような印象を受けるわけではありません。
それでは、
その人から感じられる品格や雰囲気は、
どこから生まれるのでしょうか。
今日は、
そのことについて
お話ししてみたいと思います。
先に結論をお伝えすると、
人がまとっている雰囲気は、
自分自身をどのように見ているかという
思いや信念から生まれます。
人は誰もが、
本来かけがえのない存在です。
しかし、
自分自身がその価値を認められなければ、
言葉や行動にも、
自分を低く扱う姿勢が
表れやすくなります。
たとえば、
心の奥で
「自分には価値がない」
と信じているとしましょう。
すると、
知らず知らずのうちに、
このように考えるようになります。
「私のような人間が、
あんなに気高い人と
親しくなれるだろうか」
「私には、
雰囲気のよいレストランよりも、
安い定食屋のほうが似合っている」
「私が、
あのような恵まれた暮らしや環境を
手に入れることはできないだろう」
このような言葉は、
誰かが外から
聞かせているものではありません。
ずっと以前から、
自分の内側で繰り返されてきた
言葉なのかもしれません。
私たちは、
その声をあまりにも長く
聞き続けてきたために、
その声が存在していることにさえ
気づけない場合があります。
それは、
道を歩いているときに聞こえてくる
車の音に似ています。
いつも身近にあるため、
普段は意識することがありません。
しかし、
静かに耳を澄ませてみると、
ずっと聞こえていたことに
気づきます。
私たちの心の中にも、
そのような声があります。
もしかすると、
心の中で絶えず、
自分の価値を下げる言葉を
聞いてはいないでしょうか。
そして、
その言葉に慣れすぎてしまったために、
誰かから自分を否定されたときも、
その言葉を事実だと
信じてしまってはいないでしょうか。
私たちは、
自分の価値は他人からの評価や、
社会的な関係の中で
決まるものだと考えがちです。
しかし、
他人が決められるのは、
その人から見た
自分への評価にすぎません。
それが、
自分という存在そのものの価値を
決めることはできないのです。
自分自身を大切にしている人は、
自分を簡単に
価値のない存在だと
決めつけることはありません。
また、
自分は大切な存在だと
信じている人は、
自然とその信念にふさわしい選択を
するようになります。
自分を粗末に扱う人とは距離を置き、
自分の心と体をいたわり、
自分にふさわしい環境や人間関係を
選ぼうとします。
そのような生き方が
積み重なっていくと、
言葉遣いや表情、振る舞いにも、
自然な落ち着きが生まれてきます。
私たちが、
ある人から感じる品格とは、
もしかすると、
その人が長い間、
自分自身を尊重して
生きてきた軌跡なのかもしれません。
ですから、
今日、少しだけ時間をつくって、
自分の内側から聞こえてくる言葉に
耳を傾けてみてください。
その声の中に、
自分を萎縮させたり、
自分には価値がないと言ったりする
言葉がないか、
静かに見つめてみてください。
心の中で繰り返される言葉には、
多くの場合、
それなりの理由があります。
その声を、
無理に消そうとするのではなく、
どこから始まったものなのかを、
ゆっくりとたどってみてください。
その理由を
理解できるようになると、
「自分には価値がない」
と訴えていた声は、
もう以前のような力を
持つことができなくなります。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました![]()