こんにちは。多聞です。

 

今日は、私が長いあいだ
「頭の中のささやき」
惑わされてきた話をしようと思います。

 

 

  「頭の中のささやき」からわかった「胸からの声」

 

 

頭の中のささやきとは、
いったい何のことでしょうか。

 

わかりやすく言えば、
「エゴのささやき」
呼ぶこともできます。

 

さて、こんな言葉も
一度は聞いたことが
あるのではないでしょうか。

 

「胸から聞こえてくる声」

 

今日は、私がその声を
頭のささやきに惑わされながら

初めて聞いた日の話です。

 

 

 

 

先生から瞑想を
教わっていた頃のことです。

 

もう20年も前になります。

 

それまでの私は、
心は頭、つまり脳の中にあると
信じていました。

 

まだ何も知らない、
未熟な子どものような
人間だったのです。

 

先生は私に一つの禅問答を示し、
こう尋ねました。

 

「君なら、この言葉に
どう答える?」

 

私はその瞬間、
頭に浮かんだ言葉で答えました。

 

「もしかして……
こういう意味ですか?」

 

すると先生は、
 

こう言いました。

 

「それは、君の頭から
出てきた言葉
だね」

 

そして、もう一度
自分で確かめてみるようにと
言われました。

 

私はそれから何度も答えましたが、
違う!と言われて戻ることを
繰り返しました。

 

そんなある時、
ふと一つの考えが浮かびました。

 

「もしかすると、
頭から出てくる言葉は
間違っているのだろうか?」

 

その考えは、
また一つの疑問へと
つながっていきました。

 

「それなら、いったい
どこから出てくる言葉なら
よいのだろう?」

 

ここから、私は
ずいぶん迷いました。

 

まるで煙を手で
つかもうとするようで、

何をどうすればよいのか、
まったくわからなかったのです。


私は三日間、
何も答えられないまま
過ごしました。

 

それでもその一方で、
何を探しているのかさえ

わからないものを
探し続けていました。

 

その正解に辿り着くまで

どのような仕組みが
あったのかを

言葉で表すことは
できませんが、

ある瞬間を迎えることが

できました。

 

「ああ、先生が言っていたのは
これなのだろうか?」

 

 

そう思ったのです。

 

そうです。

 

それは、胸から
出てくる言葉でした。

 

今振り返ってみれば、
あの日は私が初めて

「本当の心からの言葉」
口にした日だったのだと思います。

 

もちろん、初めてだったので、
本当の心にほんの少し
触れただけだったのかもしれません。

 

けれど、その経験をきっかけに、

長いあいだ閉ざされていた
本当の心へと続く道が、

少しずつ開き始めたように
感じています。

 

皆さんは今、
自分の本当の心と
ともにいられるでしょうか。

 

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