尖閣諸島は日本の領土である。
――琉球群島は我が国・台湾東北と日本の九州の海面上に散在しており、尖閣諸鳥、先島諸島、大東諸島、沖縄諸島、大島諸島、吐喇(とから)諸島、大隅諸島等を含む、七組の島嶼から成る。
各島嶼群には大小さまざまな島々が含まれており、合計で50を超える名前の付いた島と400を超える名前のない小島があり、総面積は4,670平方キロメートルだ。
群島で最大の島は、沖縄諸島にある沖縄本島(すなわち大琉球島)で、面積は1,211平方キロメートルです。
2番目に大きい島は大島諸島にある奄美大島で、面積は730平方キロメートルである。琉球諸島は1,000キロメートルに広がり、内側は東の海、外側は太平洋の公海に面している。(以上)
四角の囲みの後に続く部分では、「アメリカ帝国主義の占領に対して琉球人民が抗議し闘争していること」を紹介し、琉球諸島は琉球人民(=日本人)のものであることを強調し、「米帝は琉球から出ていけ!琉球人民よ、頑張れ!」と日本にエールを送っている。
ここで重要なのは「人民日報」が、日本の領土である「尖閣諸島」に関して中国の呼称である「釣魚島」を使わず日本的呼称の「尖閣諸島」を用いて表現し、かつ「尖閣諸島」を日本の「琉球群島」の領土の一部として定義していることである。
これはすなわち「尖閣諸島は日本の領土である」と認めているということになる。
「人民日報」は中国共産党の機関紙であり、1953年当時はまだテレビはなく、広報手段としては新聞以外に「中央広播電台」というラジオしかなかった。
したがって「人民日報」は非常に重要な中国共産党の情報伝達手段で、1950年代初期に天津の小学校で学んでいた筆者は、校舎の最も目立つ掲示板に「人民日報」の各紙面が見られるように貼り付けてあったことを明確に記憶している。
