なごり雪ならぬ 大雪 春よ来い!
昨晩から春の雪がしんしんと降り積もり、車道も歩道も大分積もった。
もう、3月の中旬。本州では「梅が咲いた・桜が咲いた」と春の季節に大賑わいのようであるが。うらやましい。
伊勢正三さんの名曲“なごり雪”をイルカさんが歌い、大ヒットしたのは1975年で、当時は、今は無きラジカセで聞いていた世代です。
歌:イルカ
作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三
発売:2006-05-14 16:04:34
汽車を待つ君の横で僕は
時計を気にしてる
季節はずれの雪が降ってる
「東京で見る雪はこれが最後ね」と
さみしそうに君はつぶやく
なごり雪も降るときを知り
ふざけすぎた季節のあとで
今 春が来て 君はきれいになった
去年よりずっときれいになった
動き始めた汽車の窓に
顔をつけて
君は何か言おうとしている
君の口びるが「さようなら」と動くことが
こわくて 下をむいてた
時が行けば 幼ない君も
大人になると気づかないまま
今 春が来て 君はきれいになった
去年よりずっときれいになった
君が去った ホームにのこり
落ちてはとける雪を見ていた
今 春が来て 君はきれいになった
去年よりずっときれいになった
去年よりずっときれいになった
去年よりずっときれいになった
今日は自然現象の“なごり雪”についてです。
一般的に“なごり雪”は、春になっても消えずに残っている雪と春に降る雪の2つ意味があります。
しかしながら“なごり雪”は気象用語ではなく、気象では、最後に降る雪は“雪の終日”と表現されます。
なごりは漢字で名残と書き、意味は「あることがらが起こりすでに過ぎ去ってしまったあと、その気配や影響が残っている」です。
さて漢字の「名」由来はどこにあるのでしょう。
昔、「なごり」は浜や磯などに打ち寄せた波が引いたあと、あちこちに海水が残っている状態を言い、「なごり」とはまだ波が残っているので「波残」、読みが変化して「なごり」になったようです。
「なごり」には「余波」の漢字が当てられていましたが、「な」の音を表す当て字で、「名」が使われて「名残」となったとされています。
気象用語ではないといいましたが、日本気象協会発刊の
【季節のことば : 「季節のことば36選」と「二十四節気ひとこと解説」】
の中では、伝統の二十四節季のほかに季節を感じることばを集め、
3月の季節を表すことばに“なごり雪”が選ばれています。以下、ご紹介いたします。
「季節のことば36選」
1月 初詣、寒稽古、雪おろし 2月 節分、バレンタインデー、春一番
3月 ひな祭り、なごり雪、おぼろ月 4月 入学式、花吹雪、春眠
5月 風薫る、鯉のぼり、卯の花 6月 あじさい、梅雨、蛍舞う
7月 蝉しぐれ、ひまわり、入道雲、夏休み
8月 原爆忌、流れ星、朝顔 9月いわし雲、虫の声、お月見
10月 紅葉前線、秋祭り、冬支度 11月木枯らし1号、七五三、時雨
12月 冬将軍、クリスマス、除夜の鐘
爺様:窓から見ると、朝より今、8:10分現在、朝より大粒のぼたん雪が舞っている。
札幌の春はいつになるやら。冬逆戻り。
雪
作詞者:不詳
作曲者:不詳
雪やこんこ霰やこんこ
降っては降っては
ずんずん積もる
山も野原も綿帽子かぶり
枯木残らず花が咲く
雪やこんこ霰やこんこ
降っても降っても
まだ降りやまぬ
犬は喜び庭駈けまわり
猫は火燵で丸くなる
我が家の居候猫(次男からの一時預かり猫「さくら」)は、家内のベッドの上で、丸くなって爆睡中である。
- 春よ来い 早く来い
歩き始めたばかりのみいちゃが赤い鼻緒のついた草履をはいて
お外に行きたいと待っている - 春よ来い 早く来い
おうちの前にある桃の木のつぼみが膨らんできた
早く咲きたいと待っている