ラスボスとの強制試合 | 生きづらさの末に摂食障害になった主婦の回復記録

生きづらさの末に摂食障害になった主婦の回復記録

二児の母の日常を記録していきます。

私の摂食障害のラスボスは塩分です。


豆腐、お刺身、お寿司にも醤油をかけないし

毎日五合のお米にも味付けは無し。


このブログでもたびたび書いてきたのですが

拒食症になり、味のついたものが食べられなくなりました。


最近はそれも少しずつ克服していますが

まだまだ塩分恐怖症です。


掘り下げをして原因はかりました。

思春期に毎日親から「貧乳のくせに脚が太い」と言われ続けたことです。


原因がわかっても塩分恐怖だけはしつこく残っていました。


しかし最近ぶくぶく太りはじめた自分の体を見て

もうそろそろ何食べてもええんちゃう?って笑えてきました。


許可食やらNG食やらにこだわっていたのは

少しでも痩せ体型にしがみつきたい気持ちから。


結局しがみつききれなかった今、もう何食べても一緒やろって。


それで昨日、心のバンジージャンプをしてみました。


ほんとはずっと食べたくて食べたくて仕方なかった梅干しご飯。

朝ごはんに食べてみました。


自ら進んで梅干しを食べるなんて、何年ぶりだろう。

とにかく美味しかった。


立ち食いそばバンジーをした日の

『つゆがかかったお蕎麦ってこんなに美味しいのかー!』の感動を思い出しました。


おもしろいものでそうやって一歩踏み出すと

次々にバンジーチャンスが舞い込んできます。


梅干しご飯を堪能した直後、ランチのお誘いがきました。


以前は苦手だった、急な外食!


しかも「お得なランチ限定コースがあるから予約しとくね〜」ってお誘いで

私は一体何を食べるんや?ってわからないまま身を委ねるやつ。


めちゃくちゃ苦手だったこんなシチュエーションも、いまではこれもラスボス(塩分)と向き合えるチャンスと思って快諾できるようになりました。


さらにチャンスは続きました。


ランチを楽しんで

自分的にはこのランチだけで10日分くらいの塩分を摂取したなぁって感覚だったとき


お店の方がサービスに、と自家製のお漬物の盛り合わせを出してくださいました。


え?さっきデザートも食べたこのタイミングで?って思いましたが


ご丁寧に1人一皿ずつお漬物盛り合わせが提供されました。


お漬物にこだわりがある女将さんさん曰く

「特におすすめは4年ものの梅干しです」


朝、自ら梅干しバンジーしたらこの引き寄せ 笑


女将さんの気持ちが嬉しかったし

何より大好きな人たちと一緒に食べられる幸せがたまらなくて、全て残さずいただきました。


朝、ラスボスに試合をふっかけたら

思ったより大掛かりな半日試合になったけど

結果的に大勝利を納めました。


こんな風に周りから克服のチャンスをもらって

周りの愛に支えられて回復してきたんだなぁってしみじみ。


あぁまたしっかり肥えた〜。