残念な色めがね | 生きづらさの末に摂食障害になった主婦の回復記録

生きづらさの末に摂食障害になった主婦の回復記録

二児の母の日常を記録していきます。

《色めがね》

先入観のせいで物事が正しく捉えられていない様や偏見を意味する比喩表現


摂食障害から回復するにつれ

自分は永く残念な色めがねをかけて他人を見ていた、と気づき始めました。


以前は

他人=みんな敵、くらいの考えでした。


HSPのせいもあるし

やはり育てられ方のせいもあります。


(いちいち毒親のせいって感じる自分もほんと情けないけど、掘り下げていくとやっぱり毒親の影響って大きすぎて。)


性悪説の極みだった両親から


世の中、みんな悪意に満ちている。

世間はみんな他人を蹴落とそうとする。

どんなに仲が良くても本心を見せるな。


、、、と言われ続けて育った私。


一人暮らしを始めた時


え!世間って温かい部分もたくさんあるやん!!

っていちいち感動しました。


とは言え

三つ子の魂ってやつ。


幼い頃に植え付けられた先入観はやっぱり自分のベースになっているし

加えてHSP気質もあるから

なかなか陽気に他人と交流するのは難しかった。


どんなに興味のある相手にも

いつもブレーキ踏んで交流する感じでした。


でもやはり

親もとにいた頃よりは他人との交流が楽しくなりました。


ただ

拒食症になったら他人との交流が怖くなりました。


当時のコロナ禍も私にはメリットとなり

必要最低限の交流以外は一切連絡を断ちました。


いまだからわかるのは

鬱のせいも大きかったってこと。


被害妄想ばかりの日々でした。


回復してきて、脳も正常になってくると

一人暮らしを始めた頃の

『世の中、温かい人もたくさんいる!』の感覚が出てきました。


いまはとにかく、いろんな人と交流してみたい。

自分がそんな気持ちになるなんて驚きです。


いろんな人と交流すると疲れます。

HSP気質が出るから。

めっちゃ落ちこむ日もあります。


それもわかっているけど

この人好きって感じる人とはどんどん喋ってみたい。


そして

残念な色めがねをかけて他人を見ることって

とても失礼なことだと気づきました。


本当のその方の魅力を見ないふりして

それどころか『悪者だ!』って決めつけるなんて。


(くびれ作り、一進一退です)



この本には何度も励まされました。