上高地に、ウェストン記念碑というものがありますね。ウェストンさんは、明治時代に日本に来た外国人で、日本アルプスという言葉を広めた人、ということで知られています。(日本アルプスという言葉を作った人はまた別の人)
そのウェストンさんが日本アルプスを歩き回った旅の記録『日本アルプスの登山と探検』を読みました。明治時代の日本人の暮らしが見えてとっても面白かったです。旅先で見たことを記録するだけでなく、後から調べてそれなりに考察も述べていたりします。
で、冒険とかエクストリームとか危ないこと(登山イコール危ないことではないですが。笑)が好きな人って、こういう人のことなのか!と膝を打ちました(笑)
ウェストンさん、ところどころ登山のシーンに「とても神経を使う斜面で楽しかった」みたいなことを書いてるんですよ(笑)私ならせめて「とても神経を使う斜面だったが楽しかった」って書きますよ!ウェストンさんは逆接じゃなくて順接!(まああるいは翻訳の関係かもしれませんが)
エクストリーム好きな人って、危なくて大変だから好きなのですね、ということをなぜか明治時代に日本に来た宣教師さんの本で納得しました(笑)
「危ないことが好きなのはイギリス人にちげえねぇ」と言われた、というエピソードも載っていたりして(ウェストンさんはイギリス人)ウケる。
私は、今となってはイギリス人に限らず、ヨーロッパ人全般的に危ないこと好きなのではという気がしますが(笑)なんかこの間、わざわざクレーンで吊り上げてもらって高層ビルくらいの高さの空中で食事を楽しむ、みたいなニュースを見ましたよ。ベルギーだそうですが。うっかりフォークとか落とせないよ!!
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