前回のつづきです

 

 

伊根到着直前に漸く原因が判明したフロント回りの異音。

 

伊根の舟屋も素晴らしかったし気分はあげあげです。

 

そして向かったのは丹後半島。

 

こちらは父が幼き日に祖父が運転するハーレーの

 

タンクに乗せられ恐怖を味わったと言っていた地です。

 

 

余談ですが祖父は父が生まれる前からバイクを愛し

 

今から100年以上前の大正14年に仲間達と共に

 

橋立で撮った写真が我が家に残っています。

 

足にはゲートルを巻き頭にはハンティング。

 

遠乗りの最後に撮ったとメモ書きが残るその写真に

 

写る愛車はハーレーではなく国産車(ミヤタ?)ですが

 

舗装路など皆無に等しい道の遠乗りはさぞかし

 

大変だった事でしょう。

 

その写真を自分に託した時の父の言葉

 

「お前は親父のDNAをしっかり引き継いでるな」

 

と言う時の嬉しそうな顔は未だに脳裏から離れません。

 

そんな父は幼い日の経験がトラウマだったのか

 

バイクには全く興味を持てなかったようです。

 

 

話が逸れました。

 

 

そんな父ゆかりの丹後半島を走るのは今回の

 

ツーリングの大きな目的の一つでした。

 

父が親しんだ丹後半島はどんなところなのか?

 

そしてどんな景色を見たのか?

 

そんな場所を自身の目で見て走りたいと思いました。

 

そしてその期待を裏切る事のない景色とルートは

 

素晴らしいの一言でした。

 

 

ちょっと細い部分も有りますが走って楽しい快走路は

 

景色の良いビューポイントが次々に現れます。

 

先を急がねばと思いつつもついつい見入ってしまうので

 

中々先に進みません。苦笑

 

 

 

漸く半島先端の経ケ岬に近付いて来ました

 

 

 

この山の向こうが経ケ岬

 

 

当初の予定では経ケ岬灯台まで行ってみるつもり

 

だったのですが時間が押してしまい今回はパス。

 

そして更に快走路を進むと海岸に出ました。

 

日本海の荒波が寄せる海岸を見ると冬場の

 

厳しさを想像してしまいます。

 

 

父の生家も冬場は雪の思い出が多いです

 

走って来た快走路はこんな感じ

 

 

遠くの山は経ケ岬です

 

天気は言う事無しの快晴

 

 

もっとゆっくり来たかった・・・

 

そして屏風岩に到着

 

ミニ橋杭岩の様な感じです。

 

 

振り返って見ると

 

 

 

めくれ上がったように削れた岩肌が

 

冬の厳しさを物語っています。

 

 

という訳で一度走って見たかった丹後半島は

 

距離は短めながら素晴らしいの一言でした。

 

此処はまた来たいなぁ

 

この後も立ち寄りポイントを色々考えていたのですが

 

時間の関係も有ってパス。

 

ちょっと残念だけど距離を考えると仕方ない・・・涙

 

 

ご訪問いただきありがとうございました。

 

つづく