Kさん撮影:蒸機現役時代 日南線C11② 油津駅でYOASOBI 1974年12月 | D51338の ほぼ蒸機ブログ “NO STEAM, NO LIFE!”

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物心がついた時から蒸気機関車が好き。
1970年代に撮った写真はプリントでわずかに残るのみ(泣)
今は関東近県の復活蒸機を撮影するのが楽しみ。
そんな写真を載せたいと思います。
D51338は故郷、飛騨高山にいたカマです。

Kさん撮影シリーズです。木曜予定でしたが1日早めに更新です。

蒸機現役時代、昭和49年12月撮影の日南線の2回目です。

代理投稿 by D51338
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Kです。1974(昭和49)年12月の蒸機現役時代九州撮影行の記録、日南線の2回目、油津駅での夜景撮影の写真です。
昨年はYOASOBIの「夜に駆ける」が大ヒットしましたが、初めてのTVライブとなったNHK紅白歌合戦でのパフォーマンスも見事だったと思います。
昨年春、コロナ自粛が始まり自宅にいる時間が増えたころ、YouTubeの配信でストリートピアノの「ハラミちゃん」の演奏とYOASOBIのikuraちゃんの歌声にハマり、よく聞くようになりました。

「夜に駆ける」は年間MV再生回数第1位、「ハラミちゃん」もTEPPENピアノ王決定戦で2連覇するなどTVに引っ張りだこになり、どちらも大ブレイクしてくれました。密かに応援を続けていたオジさんとしてはとても嬉しいことです。
閑話休題。本日はK少年中学2年の冬休み、油津駅でC11たちとYOASOBIしたときの写真です。
 
① 最初の遊び相手は門デフのC11165。

夕方に伊比井駅近くの築堤で撮影(前回の⑧-⑩)したカマだと思いますが、列車は油津駅で2時間ほど停車した後午後7時過ぎに発車するダイヤとなっていたようで、停車中三脚&バルブで機関車の周りをウロウロしていました。キャブ内と門デフが明るく写っています。
② 少し角度を変えて。当時はフィルムカメラで当然モニターもないので、ちゃんと撮れているかどうかはフィルムの現像が上がって来るまでわかりませんでした。
③ 動輪とメインロッドあたりです。

C55のスポーク動輪のような派手な美しさはないですが、均斉のとれたC11のフォルムによく似合っています。

それで正面に回ってみたのですが、、、

④ 何と、ナンバープレートがありません。

当時SLナンバープレートの盗難事件も結構あったように記憶していますが、これほどモロに盗られた状態の機関車を撮影したのは私はこのときだけです。
C11165は佐世保線、松浦線での活躍が長く、昭和44年には長崎国体でお召し列車を牽引しています。

そのカマがこのような被害に遭うのは、とても残念なことです。
⑤ そのC11165牽引貨物列車の発車シーンです。煙もドレーンも盛大。暗いのでナンプレがないのもわからないですね。
⑥ 続いて当時の時刻表によると夜8時過ぎ、上り宮崎方面への貨物列車が油津駅に到着。約20分停車していました。
牽引機はC11194。やはり早岐区の配置が長く、日南線での活躍は無煙化直前の2~3年ほどの期間でした。
⑦ ⑥とは反対側から。当時の主要駅の構内は広く、客車列車用のホームの他にも数本の側線がありました。旅客ホーム上の「志布志方面 宮崎方面」の矢印型標識の後方には油津駅の貨物用ホームも写っていて、高く積まれた貨物と停車中のワムの姿も見えます。
⑧ 停車中ながら白黒の煙の競演です。

C11194はK少年のYOASOBIの相手として不足はなく、いろいろと楽しませてくれました(笑)。
⑨ 再びホーム側から。貨物列車と交換で下り志布志方面へのキハが発車するようで、その乗客がホーム上を歩いています。

リヤカーに積まれた袋は荷物車に積み込まれるのでしょうか。機関車の蒸気が大きくホーム側に流れているのも雰囲気がありますね。
⑩ このC11194ですが、何故か右側のデフだけ、ハトのマークがついていました。この他、倉吉線から転属してきたC1141はデフに巨大ツバメをつけ(させられ)て日南線を走っていたようですが、冬休み直前に運用離脱していたようでこの撮影行では遭遇しませんでした。
⑪ 最後にもう一度反対側から。

こちら側のデフには飾りがないですね。キハは発車した後のようで旅客ホーム上は静かです。

C11194も出発前のひと時、大人しく蒸気を上げています。
次回も日南線の続き。YOASOBIの翌朝、大堂津駅近くの鉄橋を再訪、こんどは定番のアングルで撮影しています。引続きご覧ください。