Kさん撮影:山北駅前 D5270運行 2019.11.23 | D51338の ほぼ蒸機ブログ “NO STEAM, NO LIFE!”

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物心がついた時から蒸気機関車が好き。
1970年代に撮った写真はプリントでわずかに残るのみ(泣)
今は関東近県の復活蒸機を撮影するのが楽しみ。
そんな写真を載せたいと思います。
D51338は故郷、飛騨高山にいたカマです。

Kさんが先週土曜日、山北駅前に保存されているD5270が動くのを見に行ってきました。SL銀河記事の終了後でお願いしますとのことですので前回の予告通りです、ご笑覧ください。やはりD52はデカい! 

代理投稿 by D51338 

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Kです。先週11/16の日本工業大学B6に引続き、23日にJR御殿場線山北駅前で保存されているD5270の「運行」を見に行ってきましたので、その模様を紹介します。

 

山北駅前に静態保存されているD5270は、圧縮空気を動力源とする動態復元を2016年10月に実現。その直後、復活の立役者の元国鉄機関士の方の交通事故死という緊急事態に見舞われましたが、鳥取県若桜鉄道や群馬県川場村でSL復元にあたったメンバーなどの自治体の垣根を超えた協力により、現在はほぼ月1回のペースで「運行」が行われています。

 

私Kは今年10月の運行日に訪ねる予定にしておりましたが、台風19号の直撃により中止。仕切り直しで11月22-23日、山北町産業まつりの開催に合わせての運行が発表されましたので、真岡の重連走行を差し置いて馳せ参じました。

自宅から東名高速だと1時間かからない所ですが、この日は祝日で渋滞が起きていたので電車を乗り継いで現地へ。

それでも1時間半と少しで着きますので、真岡はもちろん、東武動物公園駅よりも近いです。

 

① 半透明の三角屋根の下のここが、普段のD5270の定位置です。

② 午前9時45分、この日1回目の運行開始。

汽笛一声とともに圧縮空気の力でここまで前に出てきます。D52が走れる線路の長さは現状12m。後方のスペースにD52一両分くらいの線路を伸ばすことが、現在検討されているようです。

でも静止画だと動いている気がしませんね。動画も撮りましたのでご覧ください。 https://youtu.be/Bj737u3ONzM

 

③ 次の運転は正午過ぎ。

雨が本降りになってきたので近くの建物の中で休憩し、御殿場線の電車が着く時間だけ2ショットを撮りに出てみました。

④ 運行と運行の間、D52君は屋根の下でなく一番前に出た位置で休憩です。機関士のナッパ服を着た白髪の男性が機関車を見つめていました。

⑤ 正午を過ぎ、次の運転の直前で一旦定位置の屋根の下に戻ったD52を撮影。非公式側のキャブ側面には、「昭19川車」の製造銘板と国鉄浜松工場の改造銘板が取付られています。

⑥ 後方の大きなテンダには、石炭や水でなく圧縮空気製造のためのコンプレッサーが搭載されています。

⑦ 機関車の横には、この地の鉄道の歴史を示す記念碑などが置かれています。丹那トンネル開通前、東海道本線だったころの山北には、山越えの補機を擁する機関区がありました。

D5270は戦後の御殿場線が昭和43年に電化される前の主役でしたので、当時の配置は国府津機関区だったようです。

⑧⑨ さて、午後の運行のときは、先週同様12-24mm超広角ズームレンズを装着し、D52の巨大なボディを強調してみました。

もちろん機関士さんも乗車しています。

こちらも動画の方もご覧ください。https://youtu.be/u9Nb1XRpq4c

 

⑩ レンズに雨粒が着いてますが、少しは走ってる感じが出てますでしょうか。流し撮りをしてみれば良かったですね(笑)。

⑪ 帰り際の山北駅にて。JR東海の「さわやかウォーキング」イベント参加者向け臨時列車の373系電車が側線に停まっていました。

残念ながらイベント自体は前日からの雨で中止となったようです。

勝手なお願いですが、せっかくの日本最大級の機関車ですので、やはり手すりとか障害物のないところで、せめて100mくらいの距離は走らせてあげて欲しいと思います。JR山北駅構内に使われなくなった側線があるようにも思うのですが・・・。