人吉駅周辺の今 | 人吉鉄映会

人吉鉄映会

熊本県人吉市・球磨郡を走る肥薩線・湯前線・くま川鉄道の今と昔を発信していきます。

人吉鉄映会です。

 

今回は水害被害から復興中の人吉駅周辺の「今」をご紹介します。

 

人吉駅駐車場に誕生した仮設商店街「モゾカタウン」

 

まずは駅前のからくり時計前に「竜」が登場してます。

 

結構うまくできている竜です。お城と竜、面白い組み合わせですね。

 

そして水害で被災した商店の仮店舗が集まった「モゾカタウン」が出来ました。

 

 

プレハブの建物が向かい合わせに並び、間に屋外で食べられるスペースがあります。各店主はここで商売をしながらまた元のように町中での再開を目指すことになります。

 

パンフレットより

 

食べ物屋さんを始め色々なお店が入っています。各お店コロナ対策には十分配慮されていますが、屋外で食べたいな、という方には注文したものを先ほどの屋外テーブルにも持ってきてもらえます(お客さんの入りの状況でも変わると思いますが)

ただ開店が10時から11時と遅いので朝飯というよりお昼、そして夜の食事、更にちょっと1杯には最適です。是非お出かけください。1か所に集まっているのは非常に便利です。私は大勝軒さんのとんこつラーメンを頂きました。 美味しかったです。

 

そしてそのお隣、MOZOCA STATION も再開しました。過去のブログに水害で休館ではなく、閉館ではないかという情報を書かせていただきましたが、再開という運びになりまずは何よりです。

 

で、何か変わった?と言われても大幅には変わってません。コロナ対策で図書閲覧禁止、飲食禁止は継続中です。ミニSLは運行中。そして動いていない(動かさない?)プラレールのレイアウトが2面追加。目玉は八代の有名な愛好家が保有していらっしゃった行先板(サボ)が12枚新たに追加されたことでしょう。

上はその一部、ブログでも取り上げた年末年始の帰省用大阪直行便「ひとよし号」のサボです。貴重品です。ただこれだけの展示ではまだまだ物足りないですし、「人吉鉄道ミュージアム」を名乗るぐらいなら更なる展示も必要です。

 

で、やることは下の写真のコメントを(サボのショーケースに貼ってあります)。当会で所有している大量の鉄道写真を駆使して来られた方に人吉球磨の鉄道の魅力を伝えられればと思っています。有志の方が懸命に各方面に働きかけて頂いたおかげです。これで肥薩線復旧の機運が高まればという思いがあります。

 

そして今日もちびっ子のためにミニSLは走り続けます(左はくま鉄検修庫、右はモゾカタウン)

 

 

さて、機関区のいわゆる「クラ」には未だ豪雨で動けなくなったキハ140と220が駐機中ですが、140の車体には

 

 

ファンの思いが詰まった「愛のらくがき」

 

なぜかキハ140の左目から感謝の涙が流れているような・・・(ただの塗装剥がれではありますが・・・)

 

人吉駅に戻るとくま川鉄道の代行運転のバスが駐車してました。結構いいバス使っているんですね。それでも鉄道が便利ではあると思います。

 

 

最後に、くま川鉄道情報。本日も永江社長とお会いできまして少し話をして頂きました。肥後西村~湯前間の一部運転再開を目指しているのは以前も書きましたが、暫定の検修庫はあさぎり駅に設置決定との事。ただ底を掘ったりする必要もあり、工事には時間がかかりそうとの事です。それでも九州内の3セク連合イベントや流出した球磨川第4橋梁の廃材を使ったアイテム、そして令和6年中の湯前線100周年イベントと、相変わらず社長の足はとどまるところを知らないようです。今後の展開に大いに期待しましょう。

 

今回もご覧いただきありがとうございました。

令和2年豪雨で被災された方にお見舞い申し上げます。

コロナが収束していない状況です。

皆さんお体ご自愛ください。

 

頑張ろう!   人吉・球磨・芦北・八代 

祈 復旧!!  肥薩線・くま川鉄道